20年ぶりに訪れた岩波ホールは相変わらず昔ながらの入れ替え無しの自由席で少し安心しました。
あんまりキャパの無い映画館だけどほぼ満員で無理にスカしやがったババア達が多かったですよ。
奴ら、岩波ホールで映画を観れば「お上品」だと思ってケツかる!「お上品」な奴が上映中にビニール袋をガサガサやるかよ。どいつもこいつも勘違い甚だしい。
ストーリーは夏休み中の大学の図書館で古文書を釘差しにして逃亡した若い哲学教授がポー川の畔の廃屋に辿り着き、暮らし始める。そして彼は「キリストさん」として村人達に受け入れられ交流が始まる。
と、まあ、欠伸が出る様な牧歌的な映画なのだけど、ストーリーは抜きにしてポー川の廻りで営まれる人々の暮らしの映像が美しい。夕餉の宴のシーン、ダンスパーティーのシーン。
ワンカット、ワンカットがまるで絵を見るような美しさです。
こういう映画を観れば自分が「お上品」だ!と勘違いしてしまうのが分かるような気がする映画でした。
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