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『家具通販ショップ COZY ROOM』のネコ社員たちのCozyな日々

アンパンマンのちから

2012-05-04 10:04:33 | やましたの気まぐれエッセイ~時々、更新。
 
 
(画:やました)
 
 
初夏の日差しがまぶしいゴールデンウィーク初日、
ひさしぶりに会った友達はみんな、こども連れだった。
どうして、よその子ってのはこんなに成長が早いんだろう。
前回会ったときは、まだ生まれて間もなくて、もぞもぞしていたこどもたちが、
もうこんなにもいろんなことができるようになってるなんて。
2歳児ってこんなにおしゃべりさんだっけ?
3歳ともなると、正確な文法で「話し」かけてきたりする。
0歳、2歳、3歳のそれぞれの動きとおしゃべりにわたしは釘づけになっていた。
そして、しみじみと『アンパンマンって・・・、すごいな。』と思っていた。
 
ちびっこが集まれば、おもちゃの取り合いがはじまるのはお約束。
それをなだめるために、「ほれ、こっちにアンパンマンいるよー」と言ってみると、
今まであんなに離したがらなかったあっちのおもちゃへの執着心はどこへやら、
足取り軽く、てけてけてけーとやってきて、こっちのアンパンマン人形で遊び始めた。
(ま、取り合っていたあっちのおもちゃってのもアンパンマンのしかけ絵本だったんですけど。)
 
「アンパンマンが、」と言うだけで、ちびっこたちのアテンションはすぐにこちらへ向く。
アンパンマン人気に脱帽、そして敬礼。
あの“アンパンチ”が、どうも程よい弾力がありそうであまり痛そうには見えないのは
愛と勇気でできているからなのでしょうか。
 
 
わたしは昔から、尻をたたかれないと、なかなか動かない性分。
大人になると、“たたいてくれる誰か”という存在はいつの間にかいなくなっていて、
自分で自分の尻をたたくしかないことに、いつしか気づいた。

よし、このゴールデンウィークの間に髪の毛を切りにいくぞ。
連休前の意気込み。
意気込んだのはいいが、その後が続かない。
予約の電話を入れるのが、めんどくさい。
「もしもし、☆時に予約をお願いします」
って言えばいいだけなのに。

そもそも、この『予約の電話を入れる』という行為が
わたしにとっては、『自分の尻をたたく』ということなのでしょう。
たたかれるのも、たたくのも、あまり好きじゃない。だって痛いから。
だから、たたかれることにも、たたくことにも、勇気がいる。
その勇気は、ぎりぎりにならないと、でてこない。

ああ、このままでは「ぎりぎりのぎりぎり」で
連休最後の日曜日にバタバタと髪を切りに行くことになり、
連休明けの月曜日、慣れない頭の軽さとすーすーする感じの違和感と
髪染めのつんとする匂いを気にしながらすごすことになるのだろうなぁ
と思いながら、寝起きのぼさぼさ頭をさわってみる。

よし、攻撃は今だ!
と思えた瞬間、テーブルの上におきっぱなしにしていた美容院からの葉書を素早く手にとり、
間髪入れずにバッと受話器をとり、ダイヤルをまわした勢いで一気に口走る。
「もしもしっ!えっと、今日の☆時に予約をお願いします!」

やった。
やってやった。
尻をたたいてやったぞ。

というわけで、ゴールデンウィークど真ん中の今日は髪の毛を切りにいってきます。
さて、次は支度を始めるために、また自分の尻をたたかねばならない。
 
どうせ尻をたたくのなら、
程よい弾力のある、愛と勇気でできているアンパンチのちからを借りてみたい。
そしたらわたしも少しは、ちびっこたちのようにフットワークが軽くなる、ような気がしないでもない。
 

<やました>

 

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