COZY ROOM

『家具通販ショップ COZY ROOM』のネコ社員たちのCozyな日々

こうしんとう

2010-10-05 13:54:39 | 日記
10月です。
外に出ると、金木犀のいい香がしてきます。
ゲゲゲの女房が終わってしまいました。
お昼休みの楽しみがひとつ、減ってしまいました。
次が待ちきれないストーリーとユニークな展開や洒落がおもしろくて、毎日あっという間の15分。
わたしは、その15分のドラマが終わる度に「30分番組にしろ~」と
テレビに向かって、時にはカマダイさんに向かって、訴えていました。

ゲゲゲに描かれていた、見えんけど、おる?なお話は、昔は身近なところにたくさんあったようです。

先日、家の近所で古い石碑をみつけたんです。
『庚申塔』(こうしんとう)というようです。
どうも、庚申信仰を祀るもの、道教にまつわるもののようなんですけどね。
昔の人はお腹の中に虫が住んでいると考えていたらしいです。
どんな虫かっていうと、それは三尸(さんし)という3匹(?)の虫で、一見、妖怪のようにも見えます。


向かって右からまいります。
上尸の虫は道士の姿、中尸の虫は獣の姿、下尸の虫は牛の頭に人の足の姿。

牛の頭に人の足って!! しかも1本足!?


虫は、60日ごとに天に昇っていき、天帝に自分が住んでいたお腹の人間がどんな悪い行いをしたかを報告するんだそうです。
そして、天帝は三尸の報告によりその人間を早死にさせるとか。
虫の告げ口。
っていうか、虫の知らせ・・・! ちょっと意味ちがうか。
さておき、人間の方としましては、腹の虫にそんなことをされちゃたまらんってんで、知恵をしぼります。
虫が天に昇るのは夜、つまり人が眠っている間でしょ、あ、それなら寝なきゃいいじゃんと、
庚申の夜、虫が天へ報告をしに行く夜には、村人たちは集まって賑やかに夜を明かし、なんとしてでも寝ないようにしていました。
そして、あぁ、今回も無事に虫に告げ口をされずに済んだね、よかったよかったと
安心して喜んだ人間がその記念に建てたのが、庚申塔なんだそうですよ。
(ちがってたらごめんなさいな。)

でも、そもそも、そんな人間の悪知恵が天帝にバレたら、即刻、ガツン!とやられるのでは・・・
庚申塔を眺めながら、昔の人たちはゆかいなことを考えたもんだなぁとお腹をさすってみました。

家人がみつけた別の庚申塔には「組内安全」と書かれた札がかけられているものもありました。
ははは、なんか違う、そりゃ虫が良すぎるよ、三尸(虫)だけに。

おあとがよろしいようで・・・。

<やました>


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