金曜日の夜のお楽しみが、先週で終わってしまいました。。。
オダギリジョーさん主演の「熱海の捜査官」
摩訶不思議な南熱海ワールド、毎回楽しみにしていました(^^)
「うぬぼれ刑事」も好きでしたが、こちらは大笑いしながら楽しめる普通のドラマ。
ある意味、いつでも続編が見られそうな感じです(笑)
でも、「熱海の捜査官」は、テレビドラマとは思えないような
驚くほど深い世界観を、最後に打ち出してきました。
最初は、消えたスクールバスと女子高生の謎を追うミステリーでした。
それが、個性的すぎるキャラクター、意味深な発言と伏線が複雑に絡みあって
後半になっても、何がどう繋がるのか全く予想がつかないまま・・・
最終回で、一気にスピリチュアルワールドに変容しました(笑)
ラストは、星崎(オダギリさん)が、女子高生と一緒にスクールバスに乗って
越えてはいけないラインを越え、光の世界へと旅立って行ってしまいました。
これは、普通のドラマではあり得ない、衝撃的な結末でしたね~
ほとんどの謎がはっきり解明されないまま終わったので、反響が大きく
ネット上では、今も様々な憶測が飛び交っています。
南熱海は、現世と天国の境界。あの世とこの世の狭間。黄泉の国への入口。
ここの住人たちは、現世で昏睡状態、瀕死の状態にあるか
現世ですでに死んでいるのに、気づかずに彷徨っている人たち。
そして、自分が死んでいることに気づいた人は、次のステージ=天国に行く。
また、蘇生できた人は現世に戻る。
そして、ラストの星崎は、天国に行ったのか?現世に戻ったのか?
スピリチュアルなレベルから見ると・・・
天国に行ったとしても、マスターレベルまで魂が成長していない限り
まだまだ学びが必要。転生するか、ソウルとして経験を積み、進化し続けていくでしょう。
だから、星崎が天国に行ったことも、そう来たか!と思いながら
「成仏して、これから転生の準備に入るのかな?」と感じていました。
そして、登場人物の名前のほとんどが、日本神話に由来していたり
車のナンバーが、「4392(黄泉の国)」「7292(中つ国)」だったり・・・
このような伏線は、熱心な視聴者のご意見から分かったことですが
なるほど~よくここまで話を練り上げたな~と、ひたすら感心していました。
視聴者の中には、死後の世界がすぐ身近にあるという設定に
底知れない恐さを感じた方も多いようです。今まで死を想像したことがなかった・・・と。
スピリチュアルな学びを続けていると、生と死がいつも隣り合わせであることは
当たり前に感じます。本当は、恐いことではないのですね。
オーラソーマ創始者のヴィッキー・ウォールとマイク会長は
3度の臨死体験を経験し、よく似た世界を見たことを、2人で話し合ったりしたそうです。
ローリーさんも、スキー事故であちらの世界に行って、そこで大天使メタトロンに出会い
自分の使命をまっとうするため、現世に戻って奉仕するように言われ
心地良い世界を離れて、いやいや戻ってきたのだとか。。。
「熱海の捜査官」には、三木聡監督の死生観がよく現れています。
劇中に出てくる、ゴーギャンの絵。
「我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか」
これは、スピリチュアルな自己探求そのものです。
「わたしは誰か?」というテーマは、オーラソーマではターコイズの色のメッセージ。
自分がこの人生でどう在るべきか、どのように使命を果たすのかを知る・・・ということ。
調べてみると、三木聡監督は、獅子座の誕生数34/7でした。
偶然にも、星座も誕生数も、私と全く同じでした。すごく親近感を感じます(笑)
創作することで、自己探求し続ける人なのでしょうね。
そして、獅子座とは正反対に位置し補色の関係とも言える、水瓶座のオダギリさんとは
足りないものを補い合い、持っているパワーを増強することが出来る、最強の関係。
この最強の2人が組んだからこそ、これだけユニークで深い作品になったのでしょう。
私が一番驚いたのは、恐いとか意味不明などと言いながらも
すごくおもしろかった!もっとこの世界を知りたい!と、魅了されている人が多いこと。
伏線が多いので、DVDを買って最初から見直したいというファンも多いようです。
今みんなが求めているもの、集合無意識にあるものが、こうして作品となって
表現されているようにも感じます。
つまり、長い間忌み嫌われて来た「死」を受け入れていく準備が
私たちの中にも、少しは出来てきたのかもしれない。
それは、1人1人の意識が進化している表れなのかもしれませんね。
なかなかドラマでは味わえない世界観を持った、素晴らしい作品だと思います。
私は久々に、日本のドラマにはまりました(笑)
ツイン・ピークス、フリンジなどの不思議ワールドが好きな方にもおすすめです。
興味のある方は、DVD&Blu-rayでぜひ見てみてくださいね☆
http://homepage3.nifty.com/creation
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます