山歩きを始めたきっかけは、時間があったからというのとダイエット。
歩いて健康になれるのなら一石二鳥程度にしか考えてなかった。
観光登山には何度か行っていて、富士山や屋久島、高尾山といった観光地はツアーで歩いたことがあった。
3年半前に、地元の筑波山を歩いた時に白雲橋コースの往復で7時間もかかってしまい、息も絶え絶え足は痛いし自分の不甲斐なさにがっかり。
もともと負けず嫌いな性格なのでスイッチが入る。それからは怒涛の山行。週2回、仕事が休みのたびに山へ行った。
山を歩くたびに友達が増えたり、雪山や沢遊びを覚え、トライ&エラーを繰り返し脚力は確実についた。
最初の年に7時間かかった筑波山は、2時間で往復出来るようになり、同時に体重は10キロ減ってダイエット成功リバウンドなしで今に至る。
(谷川岳稜線)
毎年何かしらの目標を設定してて、1年目はダイエット、2年目は雪山デビュー、3年目の今年は谷川岳馬蹄形完歩だった。追い追い記事にあげる予定だが、馬蹄形もこの夏休みに目標達成出来た。
3年半で馬蹄形を歩けるようになった自分を褒めたい。いつも飽きっぽくて何も続かない性格の私が、登山に人生の生きがいを見出し成長出来ている。50歳近い私でもその時の体力や都合などに見合ったチャレンジや成長を感じられることが嬉しい。
私はたまたま山だったけど、自分の楽しみを見つけるきっかけはなんだっていい。
山はいつでも受け入れ、チャレンジさせてくれて、癒してくれる…私が生きていくのには何よりも必要な心の拠り所なのだ。そういう場があるとブレずに強く生きられる気がする。
今週も晴れれば山へ。雨が降っても行くけれど、やっぱり山は晴れがいい。