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レッドピルか?ブルーピルか?④ お金に関して目覚める時

2019-08-19 18:53:57 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回はニクソンショックにより、ドルは金の裏付けが無くなり、ペトロダラーへと変化し、バブル経済が弾ける度にQuantitative Easing(QE)=量的緩和によって、国は通貨をたくさん発行して、負債を買い取り、国民が税金という形で将来支払いをする事になってきました。この通貨を大量に発行すると言う事はウイスキーボトルに水を混ぜるようなものだというお話をしました。今日はお金に混ぜ物をして崩壊した帝国についてお話します。

以前、ブログで紹介した貴金属専門家のマイクマロニー氏はユーチューブ・ビデオ『Hidden Secrets of Money2‐お金の隠された秘密』(残念ながら英語版しかありませんが、英語の分かる方は是非ご覧ください)の中でギリシャ帝国の崩壊を説明し、歴史上の帝国が崩壊する際の7つのステージについて以下のように説明しています。

1.健全なお金

2.公共事業の積み重ね

3.軍事増大

4.戦争

5.通貨の質の低下

6.信頼の失墜

7.通貨危機・金への需要移行

このパターンはローマ帝国も同じです。戦争費用の支払いに困り、金に混ぜ物をした結果、通貨の価値がなくなり崩壊しました。
では、今のアメリカはどうでしょうか?
次回は、現在のアメリカについてお話をしたいと思います。
クリプトK
 
 

レッドピルか?ブルーピルか?③ お金に関して目覚める時

2019-08-18 22:22:58 | レッドピル・お金に関する知識
クリプトKです!
前回は『通貨』と『お金』の違いについてお話しました。
記事の終わりに1970年までは通貨にも『お金』の定義にある価値の保存があったと書きました。それはなぜかというと、ニクソン大統領が1971年に金本位制の終了を発表するまで、ドル札は 金に交換することができたからです。例えると、クリーニング屋さんに服を預けて、引き取る際に渡すレシートのように、ドル札(通貨)は銀行に行って金(お金)に交換できる引換券だったのです。これが当時の20ドル札です。
 
 
銀行でドルが金に交換することができなくなった。これがニクソンショックです。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
では、『お金』である金と繋がりをなくしたドル(通貨)はその後どうなったのでしょうか?信用を無くして紙くずになった???そうではありません。ドルは『ブラックゴールド』と呼ばれる新たなお金(石油)と結びついていたのです。これがペトロダラー(オイルマネーやオイルダラーとも呼ばれる)です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC
 
当時は石油を買う際に、ドルを使うことが決められていたため、ドルは石油の引換券として生き延びていたのです。そして、無茶苦茶な経済活動をしてバブル経済が弾けても、石油を買うにはドルが必要なので、需要は世界中にあり、 Quantitative Easing(QE)=量的緩和によって、国は通貨をたくさん発行して、負債を買い取り、国民が税金という形で将来支払いをする事になったのです。量的緩和というと、何か『悪い規則』を緩和するような錯覚を覚えますが、簡単に言うと、国が合法的に大量のお札を刷ることです。といってもデジタル時代なので、実際に紙のお札を刷るのではなく、銀行のコンピューターに0のたくさんついた金額が入力されるだけです。個人が大量のお札を刷るとどうなるんでしょうね;)
 
では、引換券としての役割をしている通貨であるドルがたくさん刷られて、実際の石油の量をはるかに上回ってしまったら、ドルの価値は一体どうなってしまうのでしょうか???考えてみてください。例えば、ウイスキーを飲んでボトルに水を混ぜたとします。初めは誰も気が付かないかもしれませんが、水の量が圧倒的に多くなった時、どうなるでしょうか?
次回はお金に混ぜ物をして崩壊した歴史的国家の共通点についてお話をしたいと思います。
ではまた!
クリプトK

レッドピルか?ブルーピルか?② お金に関して目覚める時

2019-08-18 01:21:45 | レッドピル・お金に関する知識

クリプトKです!

前回は『金(きん)や銀』が本当のお金で、我々が使っている硬貨やお札は『通貨』であるというお話をしました。今日は『お金』と『通貨』の違いについてお話します。では、この2つは一体どこがどう違うのでしょうか?貴金属の専門家‐Mike Maloneyマイク・マロニー氏が制作したユーチューブビデオ『Hidden Secrets of Money 1~お金の隠された秘密』では次のように語られています。

この動画はシリーズ化されていて非常に分かりやすいのでお勧めのサイトです。残念ながら日本語訳がないのですが、英語の分かる方は是非ご覧ください。

通貨の定義

1.物やサービスの交換の仲介役

2.物やサービスの価値を計る

3.持ち運びやすい

4.耐久性がある***ある程度

5.分割することが可能(1円、5円、100円...)

6.誰もが共通に使える(あなたが持っている100円でも、私が持っている100円でも同じものが買える)

お金の定義

1.物やサービスの交換の仲介役

2.物やサービスの価値を計る

3.持ち運びやすい

4.耐久性がある

5.分割することが可能(1円、5円、100円...)

6.共通に使える(あなたが持っている100円でも、私が持っている100円でも同じものが買える)

5.価値の保存(長期に渡って価値が残る)

1970年までは通貨にも5.価値の保存がありましたが、今ではありません。

これが需要なポイントになるので覚えていてくださいね。

次回は、なぜ通貨に価値がなくなったかについてお話します。

では、また!

クリプトK


レッドピルか?ブルーピルか?① お金に関して目覚める時

2019-08-17 22:20:52 | レッドピル・お金に関する知識
クリプトKです!今回が初めてのブログになります。

これからビットコイン・クリプト情報を投稿していこうと考えています。その前に、皆さんに一番お伝えしたいことがあります。それは『お金』についてです。はじめに5,6回に分けて『お金』についてのお話をさせていただこうと思います。私がお金について学ぶきっかけになったのが、2013年に参加したロバート・キヨサキ氏の会社が主催しているセミナーでした。ロバート・キヨサキ氏は『金持ち父さん・貧乏父さん』という著書で知られ、トランプ大統領と一緒に本も出版しているアメリカの大富豪です。セミナーではロバート・キヨサキ氏の会計士が講師で、株式投資についてのお話が中心だったのですが、最終日に『お金』についての話とこれから来る『金融危機』についての話をしてくれました。この日が私にとって、映画『マトリックス』のレッドピルの瞬間でした。

では、お金とは何でしょう?千円札?一万円札?私たちがお金と呼んでいるお札や硬貨は本当は『通貨』なのです。本来の『お金』とは文字通り『金(きん)』です。『金が?』と思われるかもしれませんが、日本でも金で作られた大判・小判が『お金』だったのです。古来、人々は物々交換をして生活をしていました。お米、魚、野菜、農機具、馬、牛などを交換したりしていました。物々交換の問題は交換相手が自分の持っているものに興味がなければ取引が成立しない、牛など大きな物の交換が難しい、持ち運びが大変だと言う事です。そこで、人々は物々交換の仲介役となる『お金』になるものを探していました。珍しい鳥の羽、きれいな貝殻、木の実などなど、いろいろなものが『お金』として試されました。しかし、すぐにボロボロになったり、偽造できたり、代用物が簡単に見つかってしまったりといった『持ち運び』の面は解消されても『価値』を維持できないといった問題に直面して、最終的にたどり着いたのが『金と銀』だったのです。金と銀も当初は大きさがまちまちだったので、天秤を使って重さを計るといった作業が必要でしたが、同じ重さ、同じ大きさの『コイン』が発明されたことによって、その問題は解決されました。これが『お金』の始まりです!

次回は通貨とお金の違いについてお話しますね。

では、また!

クリプトK