忘れることができないあの日がやってきます。もう3年が経過したのですね。
日本全体が揺れ動き、いまだに癒えることのない心の傷が残る東日本大震災の爪痕。
あの震災を通して、私たちは何を学んだのでしょうか?もう一度、亡くなった方の魂の声に
耳を傾け、教員として、一社会人として何ができるのか考える日です。
震災が風化してきていると感じる人は年を追うごとに増えているようです。
ボランティアの需要は小さくなってきてはいるものの、けっして足りている状況ではありません。
子ども達に伝えていく責任が私たちにはあります。
私たち千教組東葛支部は松戸市支部とともに、2011年7月から年に1回の震災復興ボランティアバスを運行し、
先生方と一緒に現地へ赴き活動をしてきました。
今年の開催は8月22日(金)出発~8月24日(日)帰着のツアーを企画しています。
参加者は管理職、組合員、未組合員、家族など15歳以上であれば、参加資格があります。
ぜひ、現地へ行って下さい。あるデータによれば、被災地へ行ったことのある方は2割に満たないそうです。
子ども達に、過去を、未来を伝える仕事が教員です。 風化を防ぎ、防災教育の確固たる意識を高めるためにも、ぜひ一緒にいかが
でしょうか?
また、3月10日はあまり知られていませんが、1945年に東京大空襲があった日です。
10万人の方が一晩に亡くなった。空襲で亡くなった数としては世界で一番被害の多かった というデータがあります。
広島・長崎の原爆、沖縄戦、東京大空襲。それぞれに戦争の痛ましい歴史が刻まれています。
先日、我孫子市の新木小学校で戦争体験談を伺う授業に参加してきました。国の為という理不尽な名のもとに
命が一瞬にして奪われる戦争はどんな理由があるとも、けっして肯定されるものではありません。
以下の写真は我孫子市の新木小学校で行われた戦争体験を聞く会の様子です。戦時中に徴用された経験を持つ元校長先生からの話は
子どもや私にも当時の様子を知る貴重な経験となりました。
今日と明日は、大切な2日間であることを忘れてはいけない。そんな日です。