皆さん、魚王とまで呼ばれるクエをご存じですか?九州ではアラと呼ばれて(モロコと呼ぶエリアもあるらしい)まさに幻の高級魚として知られている。なにせ「クエ食ったら他の魚食えん」って言われるほどだからね。
おぉ〜届いたねぇ〜。クエ食うの何年振りだろう?2014年に尾鷲旅行で食ったきりかなぁ〜?もう〜極旨のひと言。自分的には鮪、蟹、河豚、雲丹・・・など高級海の幸っていっぱいあるが、クエは抜きんでいている程、まさに別格の美味さと断言できる。
実は、超高級海鮮ランキングとしてBEST10はよく知られている。多少の順位変動あってもメンツはほぼこの10種で決まりのはずだ。
1位:クロマグロ 2位:鮭児 3位:ノドグロ 4位:クエ 5位:ホシガレイ
6位:シロアマダイ 7位:マツカワカレイ 8位:キジハタ 9位:ハマダイ 10位:マハタ
今回はクエのぶつ切り1kg、しゃぶしゃぶ&刺身用の切り身200g、いろいろな肝入った珍味が50gのセット。
折角のクエも実は養殖や小さいものでは脂がのっていなくて本来の美味さを味わえない・・・ってこともあるので、さてどんなものか?ドキドキしながら開封。おいおい、期待通り。流石対馬の天然ものだ。ファミリー4人であれば十二分のボリュームだね。
特に、全身食えないところがないといわれるクエだけに、肝が色々の部位あって美味そう〜!!
次女が予備校帰ってくるまでじーっと我慢・・・おいおい、目の前にして我慢ってキツイなぁ〜。メインはクエ鍋!そしてクエ刺しとしゃぶしゃぶ。
更に、肝の中の胃袋等はしっかり湯引きしてクエの胃袋のポン酢和えに決定だ!
早速、クエ三昧スタート!まずは、極旨のクエ肝から頂こう!湯引きした肝臓をポン酢&紅葉おろしで頂く。かみさん&娘たちもアテメニュー好きなだけに、4等分となってしまう・・・う〜ん、ちょっとだけで寂しい〜。
でも、おいおいめちゃ美味い。この独特な肝の濃厚味って最高だよね。いやぁ〜焼酎がすすむ〜!!
続いては、クエの胃袋のポン酢和えだ!これがコリコリで超美味い!まるで牛のコリコリ(大動脈)そっくりの食感!いやぁ〜最高のアテだ。実はコリコリ大好物なんだよね〜。酒飲みにはたまら〜ん!しつこいけど最高!
そして、いよいよクエの刺身だ。本来は歯応えあるので河豚のように透けるような薄造りがいいのだが、流石に我が家の包丁では無理で、かなりの厚切り状態・・・ウ〜ん、やっぱりこの厚みだとやや硬め?惜しいなぁ〜。
でも、大丈夫。刺身でやや硬いのであれば、しゃぶしゃぶで頂けばいいのだ。クエのあらでじっくりと煮だった鍋にクエの切り身をしゃぶしゃぶ・・・おぉ〜これでもやや厚めだが美味〜い!このコリコリ感素晴らしいねっ。200gと少なかったのでどうか?っと思っていたが、十分楽しめた。
ここからようやく本番?待ってましたクエ鍋だ。白菜やネギ、エノキ茸等入れたら早速出来上がり!おぉ〜重たいくらいのクエの切り身を頂こう!おぉ〜プリプリ!皮の下のゼラチン質がたまんないんだよね。まさに極上の味!
クエといえば人気グルメ漫画「美味しんぼ」の10巻の「横綱の好物」の逸話が有名だが(1番↓から公式サイトへリンク)、クエ全身食えてそれもどの部位もめちゃう美味いことで知られ、特に目玉と唇が極上品として登場してくる。
目玉は本場長崎で頂いたが独特のプルプル感が・・・美味いんだろうけど自分はやや苦手?反面、唇のプルプル感はもう〜最高!今回もわがまま言って自分が唇頂いちゃいましたぁ〜!あぁ〜至極の瞬間・・・美味すぎ!カマもどこもホント極上だ!
そして、クエ鍋の〆は雑炊と決まっている。クエの旨味が詰まった出汁で作った雑炊はもう〜クエ鍋の名物と言える。淡白なクエなんだけどいい味出してくれてるんだよねぇ〜。もう〜この雑炊いくらでも食えそう!ファミリー全員クエ鍋自体に大興奮だったが、クエ雑炊で更にテンションアップ!これっ感動しないものはいないだろう・・・だから当たり前の成り行きだ。
あぁ〜完食。久しぶりの念願のクエ、美味かったぁ〜。鮪や河豚や蟹など極旨の海の幸は色々あるが、自分的にはこのクエと関サバのツートップがダントツ!最高の逸品だ。但し、特にクエはめちゃ高いのがネック・・・半端なく高級魚だもんね。あぁ〜九州は遠すぎるが、近隣では三重や和歌山でも食せるから・・・GotoTravel復活したら1泊で食いに行きたいなぁ〜。
クエの余韻をアテに、限定の撫磨杜の飲み比べを楽しみ。何せレッドテールキャットとブラックダイヤテールキャットの飲み比べだからね。限定たった300と1000本と当時超入手難芋焼酎だっただけに、美味さ倍増に感じちゃうかも?あぁ〜クエと芋焼酎・・・大好きな九州を思い出すなぁ〜。九州の夢でも見ないかなぁ〜?
クエ(九州ではアラ!)っといえばあの漫画&アニメの美味しんぼ!
美味しんぼ公式サイト 14話「横綱の好物」 前編 後編 へ!