物事がなんとなく上手くいっていない人々を描いた短編5作。とにかくメディアですごく評価高かったので思わず手にした1冊。早速、読み始めると1話目がかなり面白い。テンポもいいし、何よりこの手のブラックユーモア的な展開は嫌いじゃない。全編こんな感じだとこれは面白いぞっと期待大!
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う〜ん、でもそも先は悪くはないが、どれもどこかで読んだことあるような展開ばかり?一穂さんとしては結構チャレンジされていると思われてるかもしれないが、どうも新鮮がない。結果的にまずまず・・・正直、直木賞レベルでは全くない。もっとブラックに徹した方が良かったのでは?個人的には中途半端ブラック?って感じかな?
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最近、超ミニストーリーを付録するの流行っている?この「回転晩餐会」もおまけでついてきたが、これがたった2〜3分で読み終えちゃう程の超ショートストーリーだが、これが結構面白い。もちろん、この短さなので難しいことは重々承知しているが、その上でのこの内容ってホント秀作と言える。
この手のサービスはどんどん増やして欲しいものだ。ちなみに、これAmazonで無料配布されているのでご興味あればどうですか?「回転晩餐会」