「神様のカルテ３」夏川 草介

シリーズ200万部のベストセラー本「神様のカルテ」の２年ぶりの新作だ。

予想通り面白い。
24時間365日救急対応という多忙な病院の若き内科医の苦悩の話だが、堅苦しい医療話は少ない。どちらかというと比較的しんみりとした人情ストーリーだ。毒々しさは全然違うが、主人公の会話などが似ているためか？森見登美彦マニアもついていけるかも？

でも、強く主張するがこの本は必ず第１作から読むべきだ。
第３作から読んでもこの本の味はわからない。それほど、各登場人物の味わいがいいのだ。繰り返すが、本離れした方にもこのシリーズはホントお勧めだが、必ず１作目から手にして欲しい。

何より細君がいいんだぁ～。主人公のかみさんだが、実にいい。
こんなかみさんいいなぁ～と一目惚れ！小説の中での浮気くらいいいだろう。

とりあえず、なるほど人気小説だ。ホント面白い。