第三回本格ミステリ大賞受賞作でもあるこの作品は、若き頃の乙一さんの最高傑作とも言われている秀作だ。読んでおきたいなぁ～っと思いながら・・・・ようやく読破。
ずばりグロい。なるほどこれぞっ猟奇殺人？異常殺人？とにかく映像では見たくないようなドロドロとしたグロイ描写が続く。
だが、さすが名作と言われるだけあって、単なる不気味な話だけではない。猟奇殺人の中、乙一さんが仕掛けるトリックがとにかく読ませる。ミステリーファンを十分唸らせる程に巧妙だ。2003年「このミス」で2位になったのもうなずける。
短編６作の中、「犬」「声」の２作は傑作！これぞっどんでん返しだ！思いっきり騙される。特にラストの「声」は誰でも必ずえぇ～っと読み返すはずだ。そして、この理解でいいんだよね？っと誰かに聞きたくなるはずだ。それ程全編通しての乙一さんの仕掛けに気付くはずだ。このテクニックすごい！
グロいもの大嫌いな自分だが、乙一さんにはずばりハマる。いやぁ～噂通りの秀作でした。
話かわって、ハリルホジッチ新監督の日本代表監督就任会見見ましたか？
オシム同様、東欧独特の気難しい顔つき？でも、１本筋が通っているという顔にも見える。噂通りの頑固者なんだろうねぇ～。でも、ロシアW杯をこの人に託すんだもんね。ぜひ、希代の戦略家に期待したいものだ。
うぅ～「田倉」しびれる美味さだ。がんばれぇ～ハリルJapan！
