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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「【新釈】走れメロス 他四篇」 森見登美彦

ここ最近古典新訳がブームでもあるが、偉才・森見氏があの有名な「走れメロス」はじめ古典をぶったぎるように「古典新釈」としてきたから面白い。堅苦しい古典は自分の肌には全然あうはずもないが、森見氏にかかってここまで新釈されると、まるでコメディ?漫画?ドタバタ喜劇?のようだ。
ずばり面白い。あのお堅い直木賞選考の先生方にも、一目置かれた本作はなるほど秀作だ。但し、決して元々の「走れメロス」を期待するような方は絶対に触れてはならない。まるで別物だ。まるで原作を忘れてしまうような、しかし原作と比べても負けない奇妙な友情を十分に描ききっている。
暇つぶしには最高の1作でもあるが、京都+破天荒な学生という森見ワールドは健在だが、そろそろ違ったシチュエーションの森見新ワールドも期待したくなってきたものだが・・・。しかし、摩訶不思議な人だ。

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