「ボックス!」百田尚樹

最近のっている百田さんの2008年発刊の「ボックス！」。

名作「永遠のゼロ」とは全然違い、まるで漫画のようなテンポのいい作品だ。そうなのだ、まさしく漫画の世界だ。

高校のボクシング部が舞台の、青春友情スポ根ものだ。
まあ～概ね想像通りのストーリー。でも、不思議と読ませるんだよねぇ～。
何より、百田さんはハマり性なんだろね。とにかくボクシングにはまりまくったのだろう・・・この取材力たるやすごいモノがある。この情報量からくる描写がグングンとくる。とにかく、うんちくが凄いのだが、これが不思議と悪くない。

あまりにも漫画チックで好みはわかれるかもしれないが、こもスピード感は嫌いではない。
約600ページをあっという間に読み切ってしまう。

基本的にはスポ根ものは大好き。それにしても、スポ根ものホント久しぶり・・・えらく懐かしい。最近減りましたねぇ～。もっとこういう若き頃を思い出すような暑いもの世に出てきて欲しいもんですねぇ～。