予防歯科室 ダイセー歯科クリニック/DAISE DENTAL CLINIC

歯科・矯正歯科・小児歯科・インプラント
新潟県新潟市南区上下諏訪木126-1
TEL.025-373-3883

小児歯科学会に出席してきました

2016年05月30日 | ★スタッフ日誌★
こんにちは。
久しぶりのスタッフ日誌を担当するのはダイセー歯科クリニック副院長の竹内優美子です。


先週の金曜日と土曜日の午前中は、歯科衛生士の田村と共に小児歯科学会へ行ってきました。
昨年は妊娠、出産という大仕事があり、勉強会から足が遠のいていましたが、久しぶりに大きな学会に参加できて、大変有意義な時間となりました。

今回の学会では、アジア小児歯科学会も併催で、ほとんどの講演が英語!
同時通訳なしの会場もあり、必死のヒアリングでした。

私が聴講した中では、ムシバを客観的に示す、ICDASと、ムシバリスクを客観的にとらえるCAMBRAについてのお話が印象に残っています。
長期にわたり経過観察中の初期ムシバを、たまたま担当医不在の日に いつもと違う歯科医師が担当したら削られた、という悲劇を防ぐには、
客観的な診断基準が必要であり、リスク判定も患者さんが理解しやすいものでなければなりません。
特にICDASコードが日本の歯科医院全てに取り入れられたら、削って詰める歯は激減するだろうな、と思いました。
すでにマレーシアでは全ての歯科大学でICDASを使いこなすトレーニングが始まっているそうです。

日本では予防歯科に関心の高い一部の歯科医師が既に使いこなしているそうで、その代表といえる杉山精一先生の講演の最期に出てきた20歳の患者さんとの記念撮影写真に感動しました。
一本もムシバになっていない、詰め物も入っていない健康な歯で20歳を迎えることができる幸せを、
当院でも患者さんに味わっていただきたいです。


また、早期矯正対応についての講演は、矯正歯科の専門医と小児歯科の専門医の間での認識のギャップが浮き彫りになり、とてもすっきりしました。
矯正歯科専門医は出来上がった顎の骨に歯を並べることを考えるが、小児歯科専門医は これから出来上がる顎の骨を、いかにうまく成長させるかを考え、将来の矯正歯科治療を減らすように試みるものだ、という認識の差です。

成長には個人差がありますので、定期検診で成長発育にあわせたアドバイスを受けることが矯正治療を避けることに繋がるというお話がありました。
矯正歯科の専門医にはまだ経過をみましょうと言われる3歳以下のお子さんでも、姿勢に気を配ったり、食事のアドバイスを実践することで、不正咬合の改善がみられたケースが発表されており、当院でも患者さんが行動を変えやすい的確なアドバイスができるように勉強していかなくては、と思いました。

現在我が子に離乳食を与えている状況を頭に浮かべながら講演を聞いて、摂食嚥下機能を育てる大事な時期に、発達を見極めて食べ物や飲み物を選ぶために小児歯科を活用してもらえたら、ある程度の不正咬合はかなり防ぐことができそう、と思いました。


会場は東京ドームホテルで、野球選手やプロレスラーを発見して嬉しくなるミーハーな私たちでした。

-------------------------
ダイセー歯科クリニック
新潟市南区上下諏訪木126-1
電話025-373-3883
http://www.daise-shika.com/
Twitter ID=daiseshika
★new!LINE@daise-shika友だち追加数

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。