去年の福岡フェスで、みわちゃんとM本さんのハモを初めて聴いた時の話はこちらに。読み返してみたら、この時はトシローさんが一緒だった。ライブのMCで、バンドができたのは去年の朝霧フェスとのことだったので、来福の都合が付く二人が参加したのかな。バンド名はデイジーヒルでも歌っている、ロンダ・ビンセントの曲名と同じ。長いので、『エニブル』と略しているようだ。会場は目黒のリトルテキサス、もちろん初めて行く場所。というより、目黒の駅も(五反田も)初めて降り立った。
駅から会場へはけっこうな下り坂で、その前に上野公園から不忍池に行く時もかなりの高低差を感じたので、東京って坂の多い街なのね、という感想。そして、Google Mapさんのいうとおり歩いていたら、黒いTシャツ女子の集団にぶち当たる。『学級崩壊』と書いてある。さあ、数十人はいただろうか、その先に『鹿鳴館』という地下に降りるライブハウスがあり、後で調べたら、相対性理論というバンドのライブだったようだ。ムスメは「けっこう有名なバンドやで」と言ったが、私は初めて知った。検索すると、当然かの相対性理論が出てくるわけで、学級崩壊もホンモノの学級崩壊が出て来る。有名になる前のバンド名だったら、調べてもわからへんなあ。
そうそう、それに臆してついつい早足になって、どんどん行ったら商店街に入ってしまう。その手前で気づき、引き返したら、目の前に、M雪さん、銀さん、トシローさんの顔が見えてホッとした。ここや!M雪さんは、私が通り過ぎて行ったのを見ながら、よく似てるなあ、でもこんなところにいるはずないしな、と思ったのだそうだ。ところがいるんですねえ。
すぐ入場になり、案内してくれたみわちゃんによると、
私の席は入口すぐのところ、同席は最近よく会うA井くん、来る直前に会うはずだ、とわかったぐんじさん、それにすっごく久しぶりのだん吉さんも。そして大阪からは私だけのはず、と思ってたのに、Y繁夫妻も来るということだった。
入口すぐ、しかも真正面の席に座っていたので、次々入ってくる人とあいさつを交わす。だいたいいったんスルーして、二度見して、「え?」「このために来たの?わざわざ?」という反応を返してくれたので、よしよし、と思ったのだ。中には当たり前みたいに、「こんにちわ~」なんて言う人もいて、それは悔しかった。でも皆が言うには、最近私は羽が生えているそうなので、どこに出没してもおかしくない、と思われているのかも。
今回は、どなたが来られるのかも知らなかったし、聞かなかったので私の方も予備知識なし、次々入ってくるお客さまを見たら、ほんとに驚くほど見知った顔ばかりで、それも大好きな人、憧れのミュージシャンばっかりだった。中には10年以上会ってないけど、何となくSNSで繋がってるから久しぶり感はないよね、な人もいて。ライブが始まる前、同窓会に来たみたいな気もちで客席の写真を撮りまくった。写真が漏れてる人の中にもずいぶんご無沙汰なご夫妻がいたり、大活躍な文筆家ご夫妻がいたり。やっぱり全部写真撮っとけばよかったなあ。
右奥のなおみだけブレた。M雪さん、カトさん、うえちゅうさん
その隣のテーブルは、なっちゃん、銀さん、おとめさん
J太さん、ウシさんとワニさん
撮ってあげる、と言ってもらったので私も入る。
ステージ前の席はトシローさん、M田さん、もうすぐ大阪に来るH尾さん
なおみがちゃんと写ってるのを。もう一度最初のテーブル。
壁面のディスプレイがアメリカ
写真撮ってる間にビールが到着、早く早く、と言われて同席の人たちと、U子ちゃんと乾杯!
始まる前に盛り上がりすぎた感あり、だけど、ライブはとてもとてもすばらしく楽しかった。ハウリングがなかったら最高やったやろうなあ、と思う。最初はエニブル、
メインヴォーカルはふたり、みわちゃんと
M本さん。ずっと後ろにいたのでほとんど写っていなかった、フィドルのケイティさんはカリフォルニア出身の二十歳代、朝霧の写真レポで初めて知った。あちこちのステージで弾いてはったので、うまいんやろなあ、と思ってたけど勢いもあって音色もきれいで、そりゃ引っ張りだこだわ。
マンドリンとバンジョー持ち替えのコッシー、
ハウリングを何とかしようと動くS石さんを皆が見つめる。
ドブロはU田さん
お店の看板とか表の様子、すっかり撮るのを忘れてたので、これでも載せとこう。Bluegrass Nightらしい。
コッシー、バンジョーの部
Eight More Miles to Louisville, Sweet Little miss Blue Eyes,Lone Star State of Mine, I'm Leaving Detroit, なんていう私にもわかるラインナップだった。落ち着くなあ。
ぽつんと座って見ているコッシー夫人、これもボケボケだ。
全部の曲名が書かれていないのは、客席で喋ってて聞き逃したり、録音したのに笑い声で聞こえなかったりしたため。でも最後はバンド名の由来のIs the Grass Any Bluer.実はデイジーヒルとぽっとでいじーのレパでもある。
テーブルにはピザとナチョス、どっちもお相伴にあずかったもの。
私の伝票には飲み物だけだ。
休憩時間のショット、Y繁とM本さん
だんちゃんとおとめさん
とM本さん、ちょっと休憩ですね。
J太さんも加わってお喋り
流しのカトさん
なんか全体が赤っぽいのは照明のせいだろうけど、ブレブレが多いのも、かなあ。カメラ目線いただいた。
ツーショットを撮るかつてのバンドメンバー
一家で来ていたさとみちゃんとは去年の秋以来かな。だんちゃんが撮ってくれた。後ろにヘンなのが写ってるけど。
次はゲストバンド、大江戸多摩ストア。ジェネラルストアのS部親方が当初来られるはずだったらしいのだが、うえちゅうさんGになると、大江戸多摩バンドかなあ。同席のY繁が、ジェネラルストアの最初のマンドリン弾きだったというのは、今回初めて知った。コッシーはここにも出ている。ほとんど写ってないけどベースは世界を飛び回るK藤くん。
MCするカトさん、5年くらいコッシーがいなくなるので、今度帰って来た時にはもう弾けてないかもしれないから、と。
G,Voはうえちゅうさん
大江戸多摩、というよりセンターのお二人、Little Thunder Review ではなかったか。
コッシーの笑顔
もういっちょ。
Toy Heartを最後に数曲で終わってしまった。でもきっちり別バンドのライブの宣伝をしてたK藤さん。持ち帰ったのでくちゃくちゃだ。
休憩なしで続けて越田家、
人前で演奏することは7年ぶり位だと言ってたU子ちゃん。
Harvestのイントロが始まった時点で、「泣きそう、泣くかもしれん。」とお隣にいたぐんじさんが呟いた。だんちゃんも大ファンだったんだなあ、茶色い声を上げていた。
U田さんのドブロが気持ちよく絡む。
何がおかしかったのか。フランスへ行く日程を一日延ばしたK藤くん。
コッシーはマンドリンに専念
パスポートが切れているので申請するところから準備、というMCをしてから、タンブルウィーズの懐かしのナンバー、Snow Bird(相方の「相撲取りの歌です」というMCを思い出される方もあるだろうか。)を歌うU子ちゃん。イントロのマンドリンはあのコピー?って後で聞いたら、コッシーは「いや、ブルーリボン。」と答えた。タンブルウィーズの完全コピーを目指してやってた、U子ちゃんが関西にいる時に所属していたバンドのコピーだって。どこが違うのかわからんかった。
日本語の歌は、『私の青空』
PAの調子がずっと良くなくて、彼らの上海時代の友人でお客さまで来られていた方が、(先述のS石さん。プロの音響さんらしい)色々触ってくださっていたようだ。けどなかなかうまくいかず、声量があるタイプではない彼女の声が、うまく通らなかった。でも、そこが逆に作用したのか、しんとした中で聞こえる歌は、しみじみと心に届いた。
アンコールのAllelujah、期待はしてたけど聴けて良かった。
終わったコッシー夫妻を撮る。
ちゃんとしてる方がブレる、ってどゆこと!
だんちゃんとなっちゃんの笑顔
U田さんとU子ちゃんの乾杯シーンも。
ちょうど目の前に来たT田くんも撮っておこう。ほんとにもっと色んな人のところ、回れば良かった。
U子ちゃんはお姉さんたちに囲まれているけど、脅かされているわけではなく、ニューヨーク歴の長いおとめさんが、あれこれレクチャーをしている様子。
そして、インストBear Trucks(スペル合ってる?)から始まったエニブルの2セット目、曲名ききとれなかった。
When You're Lonely,M本さんのギターについての説明が入る。ドブロのインスト、Panhandle Rag
コッシーはマンドリン、みわちゃんのベースソロも入る。
Railroad Man,Seldom Sceneは根強い人気。その後はIn Tall Building
みわちゃんの歌でWhite Line Fever、
その後なんやかんや言い訳があったり、段取りが悪い、と言ったりしてたけど、
コッシーの挨拶があった。
数週間後、いったん渡米するのだが、そこで英語でスピーチをしなければいけない、でも周囲に僕がバンジョー弾いていることは知れ渡っている。という話に、M本さんから「じゃあ、バンジョー弾けばいいんだよ。」というツッコミがあったり、出張の間に、Glay Foxのフェスがあるのでそれには行こうと思っている、という発言には「そっちが主目的か」と言われたりしつつ、最後の曲へ。
コッシーがリードを歌うのでコーラスしてくださいね、とテーブルに歌詞を印刷した紙が配られた。それを手に客席からも声が聞こえる。
アンコール、Rocky Topの声がかかると、みわちゃんがK藤くんにベースを預け、手ぶらで歌詞を見ながら歌い出す。
客席からY繁も呼ばれてマンドリンを弾く。そうだ、この曲はY繁の持ち歌。
とうとう2番は歌い出した。
和やかに賑やかにライブは終了。しばらく客席でも会話が途切れなかったけど、そろそろ店を出よう。なっちゃんが、「どこか行くなら付き合うよ」と言ってくれたので、「ちょっとお腹空いてるねん。」と話し、近くの店を探す。ワニさんとウシさん夫妻もお付き合いくださった。
居酒屋ではワニさんのバンジョーに関する一家言を聞いたり、あれこれ思い出話をしたり、楽しく過ごして、お三方と別れてホテルへと向かった。ホテル近くのコンビニはナチュラルローソン。さすがにベースブレッドとか、綾姫お勧めのこんなお茶も置いてあった。
そうそう、もひとつ貰ったフライヤー。11月の5th streetには行く予定でちゃんとチェック済です、J太さん。