ひな菊の丘から

二度目の『うめはらなかせ』

ご近所でライブがあると言うと、行きたくなってしまうユニット。基本京都で活動されているので、えいやっと思い切らないと出かけられないが、歩いてでも行けるライブハウスなので、これは行くしかないでしょ、と思った。もうそろそろ仕事も有休消化に入るので休むつもりだったが、あ!あれやらなあかんやん。あれ、今のところ私しかできへんし。という訳で、午前中、あれを片付けるために仕事に行き、昼前に職場を後にした。

実は、そのまま岡町に行って、久しぶりに土手嘉でランチしようという心づもりだったのが、なんということ!スマホを自宅に置き忘れて出たので、いったん帰宅。岡町で食べる時間の余裕がなくて帰りにインデアンでささっと済ませた。もちろん写真はない。

開場は13時半だと思ったので、直後に入れるよう時間を逆算して徒歩で出発した。到着したら、うめはらさんが入り口にいて、ドアを開けてくれはった。

入ったら、え???もうほぼ満席!入口そばの最後列に2人空席があったので、M子さんの分も、と思ってそこに座らせてもらうことにした。偶然だが、相席は京都モダンタイムスでも向かいに座っておられた方だった。

昼間のライブなので、店長うめちゃん謹製のおやつプレートが付いていたのだが、歩いてきてちょっと暑かったので、ついついビールを頼んでしまった。ビールには合わないが、ま、仕方ない。

オーナーのご挨拶の後、ライブがスタートした。

なんせ最後部なので、写真はたいそう撮りにくい。

でも音はしっかり聴きとれたのでよしとしよう。録音もしたけど、ご本人たちのブログで曲名はわかったので、転載させていただく。

1st

1.One Fine Day (シフォンズ)

2.百済のカマタリ(コーヒールンバ替え歌)

3.京都空襲のうた(原曲:The Lake of Pontchartrain)

4.ひだまりの詩(Le Couple)

5.The Rising of the Moon (PP&M)

6.新妻といつまでも(マッシュアップ:新妻に捧げる歌+君といつまでも)

7.70才(「17才」替え歌)

8.訪問看護(オリジナル)

9.じいさんの詩(「青春の詩」替え歌)

2.はフリーライターであるうめはらさんが、取材相手の古代史研究家の方から聞いた、藤原鎌足は実は百済からやってきた渡来人、しかも皇子である、という説を元に作られた歌だそうだ。いや~おもしろい。ま、古代史って誰も何も見たことないので、色んな説があるけど、この先生の説は学会で誰からも無視されているとか。この辺りの歴史については、私大好きなマンガでいっぱい読んだので、この先生の話聞いてみたいなと思った。歌詞の最後にカマタリがでてくるでしょ?と言われたけど、そうか、モカマタリね。

3.はシビアなうた。京都にも空襲はあったのだ、だけど親から一度もそんな話は聞いたことがない、とうめはらさんは言われていた。広島、長崎の後は京都が原爆のターゲットだったかもしれないという話もあった。この原曲はアイリッシュ?大好きなAoife O'Donovanも歌っていた。ギターはオーナーのD-28 64年だったかな?を借りて変則チューニングでの演奏だった。

4.については、解散、離婚した後の一夜限りの再結成のTVで、元夫が恵美さんに謝ったシーンを見てた、といううめはらさん、私もそのTV見てたわ。藤田恵美さんのうたは大好きで、夜中にPC触る時にはずっとBGMにしている。

5.今日はPPMやってはるお客さまもあるので、この曲を。というなかせさんに、そんなお客さまがいてはるのになんでやるの?といううめはらさん。歌い出しは、アですかオですか?なんて話もでてきてた。

6.お客さまからのリクエストによる曲だが、そのご当人が来られてないので、やってもらおうと思っていたセリフの部分は割愛します、とのことだった。うまいことひっつけてあった。

7.なかせさんが古希ということで歌われた曲。この時、「古希の方いらっしゃいます?」という問いかけに手を挙げた人がけっこうおられた。プーチン、習近平と同い年らしい。これもうまいこと作ってある。さすが文章のプロ、言葉の選び方が秀逸。

そしてここから2曲はうめはらさんのソロ。

9.訪問看護を始められた京都の看護師さんの話を元に、作られたオリジナル。自宅での介護、看取りを体験されたM子さんは涙を流して聴いておられたそうだ。

10.9で終わったら僕がええ人みたいなんで、と歌われた。じいさんの定義について。喫茶店のお絞りで顔拭く、高速逆走、耳毛が太く濃い、etc.

休憩時間に、おふたりをここへ紹介されたK本さんにご挨拶に行く。オッピドム時代や、高槻のみゅうちゃんのユニットなど あちこちでお会いしてて何度もお話しているが、接点がわからなかったので聞いてみると、PPMの関連で知り合い、以前は、なかせさんはK本さんと一緒に活動されていたそうだ。

お店の一周年記念、ということでマスターのご挨拶があり、

スパークリングワインがふるまわれた。その直前にワインの注文しちゃったので、こんな感じ。

さらに、余ったのでいかがですか?と言われて意地汚い私はありがたくいただいた。あ、これ全部じゃないよ。

そして2部

2ndもブログから転載

1.彼は船乗り(ばっくすばにい)

2.Down by the Salley Gardens(アイルランド民謡)

3.My Favorite Things(スタンダード)

4.小さい式みつけた(「小さい秋みつけた」替え歌)

5.千の風になってない(「千の風になって」替え歌)

6.御座候(「涙そうそう」替え歌)

7.ベーカリーロード(「カントリーロード」替え歌)

8.渡良瀬橋(ハンバートハンバート版)

9.ラストワルツ(エンゲルベルト・フンパーディンク)

ひとりずつの写真も載せとこう。これしか撮れなかった。

1.うめはらさんの後輩がばっくすばにいのメンバーだったことがあり、その頃から知っていたこの曲をやってみたくなったそう。

2.タイトルの意味がわからないらしい。salleyが柳とはどこにも出てこないが、と。うめはらさんが色白好きで、なかせさんはお連れ合いからネシア系(色黒?)だと言われた、というMCでの会話もあった。これはデイジーヒルでもソロでも歌っている「月の庭」の原曲。

3.サウンドオブミュージックの中の有名な曲、バンドのジャンルは日本語、となってたけど、これまでも英語の曲はたくさんあったよ。

4、5どちらも『死』がテーマだけど明るくて楽しい曲。小さい式は最近流行りのお葬式の歌、千の風になってない は元歌そのまま否定してる。ちゃんと成仏してはるよ、と。

6.これは前に聞いた時もすごく気に入った曲。夏場に他に逃げない、というところが好き。

7.京都の有名なパン屋、志津屋の歌。うめはらさんの幼い頃の思い出を歌っている。あのカルネも出て来る。

8.実はこれもデイジーヒルで密かに練習してた。ご本家森高千里版で、だけど。でもこれも全くモノにならずお蔵入り。とはいえやりたいと思った位好きな曲ではある。

むりやりアンコール

ちょうどいい幸せ(スターダストレビュー)、芳根京子が出たドラマの主題曲だったらしい。うめはらさんは彼女のファンのようだ。

リクエスト(オーナーS原さんから)

ローガン(「ローハイド」)

とても楽しい楽しい午後だった。演奏も歌ももちろんなのだが、おふたりの掛け合いがホントに楽しい。それぞれ、けっこうボロカスにこき下ろし合いされているのだが、底にほんのり愛が見えるので、聞いててイヤにならない。悪口って聞いてたら気分が悪くなるとおもうのだが、ただただ笑えてしまうのだ。笑った後、歌を聴いたら清涼感があったりする、その意外性がまたたまらない。言葉の選び方がうまいので、替え歌もまた聴きたい、と思っちゃう。

終わってからしばらくお喋りしていたら、O橋さんからお誘いがあり、ちらっと寄っていくことにした。でもまだ4時半前、どこか店開いてるかな?商店街をちらっと覗いて諦めて、いつもの「おくまん」に戻ってきたら、5時開店のはずなのにもう電気が点いていた。聞いてみるとOKとのこと、ラッキー。

晩ご飯が作れる時間に解散、またふらふら歩いて帰る途中見つけたのは

春が近いのを実感。

オマケ:なかせさんからいただいたお弁当箱。私のいつもの弁当箱は、次女が保育園のひよこ組の時に使っていたもので、(27年ほど前)サンリオ製だったが、表のプリントが完全に消えていた。(もとはクマちゃんの絵だった。)SNSでそれを知ったなかせさんがこれを島根県で見つけて買って来てくださったのだ。

おかず入れとの仕切りも、醤油さしも付いていた。が、私は失業するので弁当箱の出番はしばらくない。3ヶ月ほどしたら求職活動しようかな、と思ってるので、その時には活用させていただこうと思っている。

コメント一覧

daisyhill1862
梅原さん、遅くなりました。ブログ、気まぐれでさっさとかける時と遅~くなる時とありますが、何とか続けております。ほんまに楽しかったです。後でお友だちも好き、っていうのを聞いて、今度は一緒に行きましょ、と話しました。
うめはら
たっぷりとご紹介くださり、ありがとうございます。
ブログを書いておられたのですね。
恐縮恐縮光栄光栄であります!
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