ひな菊の丘から

ほりおみわ/イサジ式 ライブ@ふう

汗だくで戻ってきて、シャワーでさっぱり、その後のんびり休憩もして、そろそろライブ会場に向かおう、と出てきたら、お店は営業終了してて


看板も中に入ってた。


春一のポスターの横には、モロちゃん作の周年お祝いの額が。


ランチの時はこんなカウンターだったのだが、


真ん中の書架みたいなテーブルが動かされて、


カウンターにはおふたりのCDが並んでた。



モロちゃんの額アップ


そして、みわちゃんがギター片手に入り口にいた。


しばらくお喋りしてたら、受付の時間になったので中に入った。お客さまは全く知らない方ばかりだったが、早くから来てたくせに席取りもせずしゃべってた私たちに、「前が空いてますよ」と席を教えてくださった。


チャージを支払って、飲み物を貰う。ここはやはりビールかな。


なんと、出番最初はイサジさんから。(お名前はフォーク者イサジ式、なのだが、イサジ式さん、と言ってはダメらしいので、イサジさんと呼ばせていただく。)私は始めまして、なのだけど、先日貴ちゃんに、『ふう』に行くことを話したら、「最近、よくご一緒するんです。すごくすてきな方ですよ」と聞いたし、よしだよしこさんが歌う『帰れない町』の作者であることも相まって、とても楽しみにしていた。


東北生まれらしく、朴訥な感じのMC・・・かと思いきや、口調はゆったりしつつもボケは鋭く、ツカミもしっかりしてはった。クスクス笑いを取るのはお見事、という感じ。


1曲目は『いつか来た道』1stアルバムに入ってる曲で、これ好きやなあ、と思った。帰宅後アルバムを聴いてたら、やっぱりこの曲が一番好きかも。


『ふう』でのソロは最後だけど、上々颱風の西川郷子さんとやるライブがまだある、と言われてた。興味あるけど行けるかな?
『ハッピーアワー』酒飲みにはたまらない単語だ。
左の手のひらからじじい汁が出る、というMC、ギターを弾くのには致命的だ。


お盆とクリスマスと気が向いたときだけに演奏するという『お百度参り・痛い』(痛い、は付くのかどうか不明)は、途中にチーフタンズの特別参加や客席の合唱もありすばらしかった。ただ、どっかで聴いたことがある曲なのだが最後まで何に似てるのかわからなかった。(ウソ)
アップぶれてごめんなさい。


曲名わからなかったけどララミー牧場のことがわかる人はもうだいぶ少なくなってるんじゃないのかな、と思いながら聴いた曲。


福島県いわき市小名浜の出身、故郷の友人が書いた詩に曲をつけて歌っている、というのは『夕焼け売り』


田舎が嫌で19歳で都会に出て来たそうだ。その田舎のことを歌った歌がたくさんあるのは、うん、やはりそういうことなんだろうなあ。


最後は『風はまだ止まないが』、この後少し休憩になる。


イサジさんの紹介によると「メインアトラクション」だというみわちゃん


おふたりの出会いから、イサジさんが誘ってくださったけど、その時酔っぱらっておられたから忘れてるんじゃないか、と話すみわちゃん、最初はスウェーデンの曲にみわちゃんが詞を付けた『夏のワルツ』、何度聴いてもええ曲やなあ。


私は夏は嫌いなんですけど、と言いつつ次の曲は、細野晴臣さんの『終わりの季節』大阪は季節の変わり目を感じにくい、と言ってた。


続いては、小樽在住のラグタイムギター弾き浜田隆史さんのアイヌ語の歌、『クンネチュプ』これもご本人のではなく、みわちゃんの歌で何度か聴いた。


関西人、特に大阪人かな?はマウントを取りたがる、それは確かにそうかもしれない。で、大阪は暑いぞ~と思って犬山に来たが、「参りました、もうマウント取るのやめます。」って言ってた。


彼女のソロは、だいぶ前に奈良で広吉冬樹さんと一緒にやってるのを聴いて以来だったが、私はずっと彼女に「ソロで歌ってほしい」とお願いしていたのだった。みわけんやみわトシ鉄心でもギターをよく弾くようになって、もう絶対ひとりでできるやん、って思ってたし。ようやく彼女がその気になり、ジャズシンガーだったころのレパや、アンニコルでのハーモニーをきかせる曲、先のユニットでのレパなどたくさんの持ち歌ができてきたので、これからがとっても楽しみになっている。


加古川養護学校の先生だったかな、が書かれた詩に曲をつけた、『陽気にいこう』と日本語詞を付けたチャップリンの映画の有名な曲『Smile』を続けて歌った後、


「最後の曲です。」「ええ~?!」「ウソです、いっぺんやってみたかったの」というやり取りがあって、『Smile』とともにジャズシンガーだった頃に詩を作ったという『Danny Boy』(これ、実は私、歌わせてもらっている。彼女の詩で)を。


元は恋の歌だったのが、イングランド占領下のアイルランドの若者のクーデターが鎮圧されてしまい、その時の若者を称える勇者の歌となったそうだ、それが『Foggy Dew』ここまで、みわちゃんはあまり声を張ることなく静かに語りかけるように歌うことが多かったが、この曲ではパワフルな激情的なヴォーカルが印象に残った。


最後はクラヤの曲に日本語詞を付けた、『あなたをみている』。この曲を知ったのは10年以上前らしい。彼女は歌詞をつくるのもとても上手だと思う。
好きな曲がたくさん聴けたのと、ギターがとてもうまくなっていて(上から目線ごめんなさい)なんだか嬉しくてたまらなかった。いくつもの色んなユニットで、別々のことをやりながら、自分の歌の世界を作っていける人だと思う。


そしてアンコールはふたりで。


「まさかアンコールをもらえるなんてね。」というイサジさんに


「私こういうのがまだできへんねん。」と突っ込むみわちゃん。


ギター1本で『星巡りの歌』これもええ曲やなあ。


次にイサジさんの『青い山』


みわちゃんと愛器


そして最後に『水は誰のもの土は誰のもの』でこの夜のライブは終了。


お客さまと記念撮影をするみわちゃん、これ、ヘン顔の記念撮影だった。


打ち上げはそのままお店で、お料理は小皿でずらりと並んでる。ひとつ200円、飲み物もキャッシュオンで。


左側にあるのは、からし豆腐。中に辛子が入っている。『ふう』の前の通りのすぐ向こうにある豆腐屋さんで作ってるものだそうだ。確かに辛子がツーンって。


ゴキゲンなイサジさん。


カンパイ!


もう既に酔っぱらってるのか、自分の前のアテの写真がこんなにブレている。


ぶーちゃん、7日もかかって九州からここへたどり着いたらしい。いや、わざとだけど。お酒を差し入れてくださった。ここで、彼から風の丘の皆さんやローズガーデンの名前を聞くとは思わなかったのだが、つながりが嬉しかった。


多分これは豆腐の入ってた小鉢。中身は熊野のお酒。


ちょっと大きいぐい吞みみたいだ。



残った人たちで遅くまで宴は続く。


みわちゃんに日本酒をすすめるぶーちゃん


ほんとにたくさんたくさん、色んな話を聞いた。ねいろかふぇやハーモニーや氣遊の名前を何度も聞いた。ヤバい話もあったかも知れないがすっかり忘れてしまって、ただただ楽しかった思いだけが残っている。


まさこさん、眠くなかったかな。遅くまで起きてたよね。


ひとり帰り、またひとり抜け、で夜更けにもほどがある、ってな時間にお開きになった。演者さんお二人は、明日大阪でライブがあるので、朝8時ごろ集合な、と言って解散した。

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