たっぷり睡眠をとってゆったり起きたので、気づいたらみわちゃんも起きてきていた。イサジさんはどうだろう、と慌てて準備してお店に行ったら、ふたりして荷物の整理をしていた。

みわちゃんはまだだったけど、イサジさんはコーヒーとサンドイッチまで食べた後らしい。

この朝のBGMはハンマーダルシマだった。

みわちゃんがコーヒー飲んでから出かけたい、と注文したので、私たちもお願いした。私たちは全然急いでいなかったのだが、彼らはこの日、大阪まで行かねばならない。新樂山でライブなのだ。(なんで私たちは新樂山のライブに行かなかったんだろね。そっちの方が断然近いのに。)

出かける前のお二人をけっこう激写した。

イサジさん、目ぇつぶってる。やりなおし!

みわちゃん、目があっち行ってる、もう一回やりなおし!

はいはい、OK~、とまさこさん

それでは出かけます。

私も。
あ!待って待って!記念撮影せなあかんやん。
あ!待って待って!記念撮影せなあかんやん。

そうですか?とみわちゃんとO川さん

いいや、三人でしょ。

なんで隠れてるんすか!

これ以上はムリのようだ。

彼らを送り出し、その後ご挨拶を済ませて『ふう』を出て歩き始めた。すぐに、O川さんから教えていただいたお店を発見。ここに来られるたくさんのミュージシャン御用達の台湾料理店、阿福

立派な料理屋さん、ここは新しいのかな。

坂道が続く

結構な傾斜角だ。段差本に載るかもしれない。そういえば前日の犬山城のふもとの坂道はこんな感じだった。

目的地へはこちらで合ってるようだ。

到着、だが既に背中には汗が滴っている。

外資系のホテルらしいのだが、確かにツーリスト受けしそうな場所が散在。


とりあえずここのトイレを借りた。そして

空にはハート形の雲

ホテルは多分インバウンドでいっぱいだったんだろうな。

有楽苑はこのホテルの敷地内にある。

織田信長の弟、織田長益が有楽斎と名乗った茶人だったらしい。

ここには国宝の茶室があるとのことで拝観させてもらった。

ここはひろい庭園に復元された建物や移築された文化財などを集めて作られたようだ。











これは昭和61年に建てられたのだそう


水琴窟・・・ってこんなんやったっけ?


竹の世話をしている人もいるようだ


お点前体験をする人はここでお茶をいただく。

この時は誰も飲んでなかったみたい。


う~~~ん、茶の花?それとも雑草?


古図により復元されたらしい。






ここまで来てどうも肝心の如庵をまだ見ていないことに気づく。順路は守って歩いてたつもりだったのに。で、あそこ、とアタリを付けた場所まで戻ってみた。やはり予想通り。ガイドのおじさんがそこにいた。

写真を撮りましょう、と言ってくださったのでお言葉に甘えた。


ガイドのおじさんの話をゆっくり聞く。

日本に現存する国宝の茶席は3つだけ、そのうちのひとつらしい。

大磯だったかの元あった場所からこちらへ移送するのに、トラックからはみ出た部分は切り捨てられた。


この木にも切った跡が見える。

あとふたつは京都で、うちひとつは門外不出らしい。

大阪から来た、というと、天下茶屋、萩之茶屋の地名の発祥についても教えてくれた。そういえばそんな話を聞いた気がする。


直接中身が見られないので、模型で想像する。





海外からのゲストにも対応できる(らしい)おじさん(右の人)だが、スペイン語には対応できなかったと思われる。挨拶だけしてた。

ここは侍も腰を屈めないと入れないように低く作ってある門


有楽苑を後に駅に向かってそろそろと戻っている途中に見つけた民家の表には、たくさんのカエルと各地の徳利があった。


メインの通りはおもしろくないので、少し外れた通りをずっと歩いていたら、色んなものを見つけた。
往路も通ったカフェ。鮎の塩焼き付きランチにもちょっと心惹かれる。

練屋町の車山

前夜、O川さんに聞いていたので、これがその祭りに使うものなのだ、とわかったのだが、

割と狭い範囲にたくさんの車山が収蔵されていたようだった。

ひとつ本町通から外れた道を歩く。忍冬酒、というのは尾張最古の銘酒らしい。

これはキッコーマンのことやんね。建物は有形文化財、とある。

駅に着いてから知ったのだが、犬山の名物はこれらしい。『げんこつ』


なんと、すぐお隣も同じものを商う。

火の用心、ええなあ。

犬山市のマンホール

そして、駅に到着。帰りの新幹線の時間は決まっていたが、とりあえず名古屋まで出よう、それから考えよう、と電車に乗った。間違えそうだったが、なんとか名古屋に到着。
中部地方で一番大きい、とか言ってたユニクロで上から下まで一揃え買って着替え、ようやく人心地着いたので、昼ご飯を求めてウロウロ。
列が5人くらいで少なかったので、こちらにした。まさこさんには、一度岐阜の『パパかみの』に行ってみてね、とは言うておいた。

ビールを注文するとき、瓶にしてもお替りしそうな気がしたので、ジョッキにした。

まさこさんは小を注文、最後のカンパイ。

私はミラカンを鉄板で。鉄板だと卵が敷いてある。

小、いやSを頼んだのにお腹いっぱいになった。この後、お土産を買って新幹線に乗り、あっという間に大阪に到着。この旅もいい旅だった。