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世界芸術文化振興協会の謎① 

2022-03-28 16:42:21 | 日記

(以下世界芸術文化振興協会HPより)

世界芸術文化振興とは?

 特定非営利活動法人(NPO法人)世界芸術文化振興協会(The International Foundation for Arts and Culture:IFAC)は、音楽および芸術関連イベントを通じて社会福祉活動の支援を行うために、1996年に設立された公益団体です。1999年に東京都より特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けました。

 IFACは、多くの方々の絶大な支持を受けており、2015年6月現在、約2,000人の個人会員、及び法人会員を擁しています。また、IFACの活動趣旨にご賛同下さる、多数の法人及び個人の方から、様々な後援や協賛、ご寄付をいただいております。

 また、海外では、米国IFAC、英国IFAC、オーストラリアIFACが、それぞれ、現地法に基づく公益団体として活動 しております(米国公益法人、英国公益法人、豪州公益法人)。日本IFACは、これらの海外関連団体と幅広い協 力・提携関係を保ち、国内外において様々な芸術、福祉活動を実践しています。

 

世界芸術文化振興の目的とは?

 IFACは、国家、言語、および宗教の境界を越えて、芸術文化の交流を促進するとともに、その活動を通じて、社会福祉事業、ならびに若い芸術家や音楽家の育成を支援することを目的としています。この目的を達成するために、能、オペラ、バレエ、京劇など、各種のチャリティーイベントを企画運営しています。また、高校生や一般の方を対象にした美術祭の開催や、国内外における、芸術および社会福祉事業の助成や支援など、様々な活動を行っています。 

  日本の芸術文化の分野においては、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている、日本の伝統芸術である「能」を支援しています。能は、歌舞伎、日本舞踊など多くの日本の芸能の原点であります。その素晴らしさと奥深い芸術性を、国内外の若い世代の人々に知っていただくために、無料で一般公開する演能会を多く主催しています。

 

会長半田晴久(深見東州)のコメント

21世紀の文明や文化は、芸術、宗教、福祉、経済、政治などの枠や壁を越えたものであると考えています。特に現代は経済の時代であり、近年は日本でも企業による芸術、文化の支援活動であるメセナが盛んになってきました。私も一経済人としての活動を行うかたわら、経済、芸術、福祉、宗教、政治というジャンルの壁を超えた福祉文化の創造に貢献するには、どうしたらいいのか長い間模索しておりました。

ところで、今日芸術としての能楽があるのは、世阿弥という大成者がいたからであり、その背景をたどれば、将軍・足利義満が世阿弥を見出し、評価し、庇護したからであります。この義満という人は、比叡山で声明(日本では仏教声楽の全体を声明と総称する)を学び、声明を独唱で歌える程の音楽的・芸術的教養があった人物であります。そういう人物にして、はじめて世阿弥の価値を見出すことができたのだといえましょう。ヨーロッパにおいても、ルネサンスはメディチ家、フッガー家などの庇護者のもとで大きく花ひらきました。

やはり、芸術文化が見出され庇護されていくには、それを見出す目と大切に思う心が必要です。そのために私は自ら能楽を学び、現在では宝生流能楽師範の資格を頂き、社団法人能楽協会の会員となり、職分ではないプロの能楽師になりました。そして、IFAC・宝生東州会を主宰しています。こうして、能楽を深く学んだことで、そこから派生した日本の伝統芸能、歌舞伎や日舞や小鼓、大鼓、太鼓、笛などの良さも、より深く解せるようになりました。またオペラに関しては、本業の合間をぬって武蔵野音楽大学特修科(マスターコース)を卒業し、さらに、西オーストラリア州立エディス・コーエン大学の大学院に、オペラを中心とした創造芸術修士号取得のため、飛行機で通学しました。それから、10年間で10本のオペラを主宰し、主演や助演をしました。美術は、美大の博士課程を卒業し、バレエは42歳、京劇は48歳から始めましたが、自ら歌い、描き、踊ってみて、はじめて真に素晴らしいものの価値が実感できるようになりました。書や日本画や陶芸がわかると、茶道が真に楽しめる。また作曲、指揮などがわかってくると、オペラやオーケストラなどの西洋音楽芸術が真に楽しめ、真に感動できるようになります。その為に、私は研鑽をしているのです。やってはじめて本当の良さや難しさがわかる。そして、その芸術を深く鑑賞したり、巨匠の値打ちがわかるようになる。これが、個人における本当の文化と言えるのではないでしょうか。

無論、世阿弥を見出し庇護した足利義満や、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらを見出し、庇護したメディチ家やフッガー家などに比肩すべくもありませんが、そういう要素のある存在が沢山あり、はじめて真に世界の芸術文化が振興されていくものだと思っております。財政的な援助のみでは、真に生きた本物の支援活動とは言えません。また、ただ賞を与えたり讃えるだけでもいけない。まずはその素晴らしさを自分が実践して実感し、理解することから始まり、次に少しでも多くの方にそれを知り、実感して頂くことが大切です。

できれば、当協会会員の方々には、そういう先人達の生き様を見て、一人でも多くの人が実際に習い始め、発表会等に出て頂きたい。そうすると、俗にアートセラピーと言うように、芸術が如何に人間に生きがいと勇気とやる気を与えるものか、また年を取る程充実した人生を約束するものかが解るはず。こういう、人生の中に芸術が溶け込んだ人々が、心から支援をしようとするのが、真に生きた本物の支援活動ではないでしょうか。

ところで、人間の一生の終わりには、必ず老後があり、死が待ち受けているものです。しかし、芸術とともに生きる生涯は、常に向上があり、緊張があり、感動があり、充実と幸せがあります。高齢化社会何するものぞ。老齢化社会何するものぞ。死よ、来るならいつでも来い! これが、年を取っても若々しくありたい私の芸術家魂であり、精進の糧とするところであります。

 

【概要】
名称:特定非営利活動法人(NPO) 世界芸術文化振興協会(略称:IFAC)

代表者:会長 半田晴久

設立:1999年9月30日

事務所:東京都杉並区西荻南二丁目18番9号 菱研ビル2階