中国における児童福祉活動
2000年3月より、中国に100校の「春蕾小学校」を建設するために、中国児童少年基金会プロジェクトを推進している。これは、中国児童少年基金会と地元の教育委員会の三者が協力して行われ、毎年10校ずつ合計100校(のちに、130校に増加)の小学校を最貧地域に建設する「春蕾小学校」の推進プロジェクトである。。このプロジェクトでは、校舎建設のほか、学内の備品、1000冊以上の蔵書の図書館、スライドやコンピュータ等を寄贈している。ささらに、「露天舞台(野外体育館風)」を作り、開校式に姜昆を招き、中国の伝統芸能である京劇公演や、歌、おどり、漫才などを開催し、大勢の地域の人達が楽しんだ。こうした文化的催しは、貧しい地方では何年間に一度あるかないかのことで、近隣の村からも何万人もの村人が見物に集まって賑わった。2009年、130校建設にうち、100校の春雷小学校が完成した。
また2000年4月、中華全国婦女連合会が進める中国児童少年基金会「春蕾計画」の一環として、中国全土の11の貧しい少数民族地区出身の優秀な生徒がつどう「春蕾クラス」30名の香港の事業家が出資していたが事業不振により支援を打ち切る予定だった学費を支援に協力した。同年6月より、「支援百名孤児就学計画」として敦煌の孤児100名の学費を支援した。2001年9月、北京市私立樹人学校に「第2期 東州春蕾クラス」を設立して32名の学費支援に協力し、芸術分野の才能に秀でた女子学生11名で構成される天津市三毛芸術学校の「春蕾芸術クラス」の学費支援に協力した。
2002年6月、会長をつとめる半田晴久は、中国における児童福祉の貢献に対し、IFACの代表として「中国児童慈善家」ベスト10人にノミネートされ、中国国家民政部より表彰される。