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DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

i 新聞記者ドキュメント@渋谷ユーロスペース

 本日は代休。初夏に見た「新聞記者」の原作者、望月衣塑子自身のドキュメンタリーを観にユーロスペースへ。監督はドキュメンタリー作品では知らない人はいない森達也。平日午前中の渋谷は日曜朝帰りの渋谷より人は若干多いが、静か。平日でも結構入ってます、退役の人、学生。
 まず、エンターテイメントとしてものすごく面白い。アナウンサーが棒読みするようなニュースの背景がリアリティと言うか人間臭さが出ていて、立派なエンタメ系ドキュメンタリーになっている。
 もちろんその一方で、ニュースの裏方の私たちが知らないことがたくさんあり、我々の「知る権利」がいかに狭められているか、を思い知らされる。もちろん、ネットで流れる情報なんて、きちんとした裏取りを取ったものではないので鵜呑みニュースできない、つまり昔よりもむしろ新聞の価値は高いとさえ言える(媒体が必ずしも紙にこだわる必要はないというだけ)。
 森友学園前の籠池夫妻のインタビューが爆笑。教育方針は到底受け入れられたものではないが、逮捕され、実質的に安倍側からとかげシッポ切りにあったと言うのに、恨むことより夫婦の和気あいあいとした会話みたい。少なくとも、安倍支持のエセ保守よりは、彼らのような真性保守の方が好感が持てるし、支持してもいい(実際、天皇制は支持している)。
 そして、一般人が入れない記者会見。抽選ならともかく、あからさまな参加制限は国民の知る権利を冒涜している。つまり、この映画は国民の知る権利を問う作品。選挙前なら、秋葉原だって香港みたいな緊張感はあり得る。まずは右も左もなく、知る権利を考える作品。
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