
さて本日の青森旅行のメインイベント。どくんごの公演を観るのは久しぶり。いちおうテント劇団なので、全国ツアーなら東北でも観劇できる。石巻と青森で、青森にすることに(銭湯めぐりしやすいからだがw)。駅前一等地の公園。まあ、テント芝居と言えば、青森はアングラ演劇の寺山修司の地元、面白い化学反応を期待していいかも。
なんと、最後に見た我孫子公演から、さつきさん以外全役者さんとっかえ状態。さらに、どくんご名義でのツアー公演はこれで最後と言う。やはり数年前にどいのさんが亡くなったことで、大黒柱を失ってしまったことによるものらしい。
とは言え、公演は満員、どくんごというエキセントリックな演劇集団、実は地方の方が強いらしい。という話はともかく、芝居のクォリティは以前から全く落ちてない。いや、それどころか、若返ったことでむしろパワーアップした感じ。
なんというか。寝る時に見るようなお話。とりとめもなく、辻褄もなく、すぐ忘れてしまうような内容だが、シンプルに面白い。昔からどくんごのお客には親子連れが多かったが、深層心理?のようなものの普遍性がある芝居。
テントの背景を変えるために、背景を取り去って最後は背景が街の風景になる。青森駅ビルLOVINAが最後に現れ、青森まで見に来たんだなあ、と言う感慨が。
そんな訳で、終演後の打ち上げでもさつきさんや外山さんとも語り合う。まあいつもと違って、宿を取っていて帰る必要がないからね(笑)。
と言うことで、どくんご芝居に足を運ぶようになった十数年経つけど、今回が一番面白かったかな(って、毎回バージョンアップされたら、今見たのが一番面白かったに決まってる)。