性悪説でも話し合い重視

　結局のところ、話がいつまでも平行線なのは、話が噛み合わない＝話の前提がずれている、 と言うことであって、それはごく基本的な言葉の足りなさ、表現の回りくどさ、そうしたことが原因てあり、人間の表現力、会話力への辛抱の足りなさにある。
　それを乗り越える希望がある、楽観的立場と言う訳ではない。ほとんどのネット上のコミュニケーションが言葉足らずてあり、それで「わかり合えない」と拙速に片付けるのは思考停止と言うものだろう。
　単純な二項対立の問題に乱暴にまとめたりしながらのコミュニケーションで分かり会える訳がない。きちんと筋道を立ててディベートすることができないことを棚に上げて、分かり合えない、と言う結論を導くのは乱暴に過ぎる議論だ、と言うことを言いたいだけ。