DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

女性の社会進出を目指すなら男性の主夫業にも社会は理解を示すべき

 IT業界と言うのは今更ながらしんどい職場だと思う。とにかく長時間労働(そもそも仕事が計画通りにことが運ぶことは10に1つあるかないか)だし、かといって金融系や商社系のように賃金が高い訳でもない。この業界は共働き率は高いらしいが、単に給料が安いから二人で働かないと、となるだけで、共働きで家庭がうまく回る職場とは到底言えない。この業界の女性の残業は、看護師のそれとどちらが上だろうか。
 自分はまだ共働きが一般的でなかった時代に共働き家庭で育ったので、親の愛情をうまく受け取れずに育った自覚があり、共働きには否定的な立場である。それでいて男女平等(女性への負担のしわ寄せ)を考えるなら、当然、男性が家庭に入ることを社会が受け入れる世の中になってもらわないと困る。
 個人的に1人専業主夫を知っているが、彼には心臓に持病があり、ハードワークは難しいから、と言うエクスキューズがあったから専業主夫を認知された。裏を返せば、私みたいな人間はそうしたエクスキューズがないから、家庭に入ったら多分白い目で見られる。結局、専業主夫はいまだに特別な存在だ。
 専業主夫への冷たい風は結局社会の硬直化でもある。いずれ歪みがたまって爆発したりすることのないよう、この問題でもまた、「社会全体で意識を共有し、変えて行く」と言う運動をし続けないと子どもがかわいそうな時代がいつまでも続くことになる。
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