DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

劇団どくんご公演第二十八番「OUF!」@井の頭恩暢公園シブリ美術館裏

 三ノ輪からJRを使わず(日比谷線→銀座線→井の頭線)吉祥寺へ。かなり遠いなあ。なので1時間半くらいかかり19時5分前到着、木陰に隠れましたがあと少しで傘が必要な雨。
 今年のどくんご公演、7月頃に我孫子に来ていたが、当時仕事多忙で行く余裕がなかった。と言う訳で少し涼しくなった時期に吉祥寺公演が始まったので観に行く。
 今回は予約キャンセル分しか当日券が出ないと知り、予約しなかったことを悔やむ。いやそれより、予約で席が埋まるとか、そんなにどくんごがブレイクしてるとは知らなかった。マニアックな作品が受け入れられる時代になったのか?(ちなみにお芝居そのものがマニアックとは思わない、シュールではあるけど)そんなことより、当日券なのに前から2列目に席を確保したオレ(^O^) なんか年齢層がいつもより若干高いような。玄人向けの作品と言うことでもないのだが、やはりここにたどり着くには人生経験が必要?(若い人もたくさんいますけどね)
 いきなり宇宙服の揃いで登場、雨なので最初合羽に見えたw。どうやら今回は宇宙がテーマ?(まあこの劇団にテーマと言ってもあまり意味はないが:-))。だが少なくとも新しい顔ぶれの役者たちが今までとは違うどくんごの空気が感じられる。観客もコアな人が多い。笑い声や拍手がいつになく盛り上がる。
 舞台と観客の相乗効果だけではない、今回は特に天候とのコラボレーションがお見事!雷と舞台のテンションの波長が合うなんてテント芝居ならではであり、かつそういう奇跡をもたらしたどくんごは持ってる!
 いずれにせよ、今回は特に意欲作と言う感じで、さつきさんのローププレイには気合いを感じました。
 それにしても、役者が全員揃っての芝居もコンビネーションが素晴らしいが、相変わらず各役者個人の独白で進む小芝居がバラバラのようでいてつながっている舞台。大人のおとぎ話、なんて形容はすでに指摘されているが、大人でなければ見れない夢もあるのだろう。お芝居の始まりと終わりに役者たち全員による楽団演奏で奏でられるメロディは哀愁があってシュールな物語に人間的な深みを付加している。子どもが楽しむ物語を大人が楽しむのは今や普通だが、大人が楽しむために作って子どもでも分かる芝居、と言うこと(そういえば今回は妙にセクシーな方向性があったな:-))。
 終演後、短編DVDを購入。どくんごはあまり記録作品は残さないので、これは貴重。
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