ほいほいとぼとぼ日記・爺爺刻々

ぽつんと一軒家に見る劣化するTV番組

最近のTV番組は本当にどうしようもない企画だらけとお嘆きの皆様。たしかに、「グルメ」「旅行」「お笑い&若手俳優」「クイズ」という組み合わせのバラエティなるものの酷さは、もう格別なものがありますな。出演者も変わらず、コメントも変わらず、あまりに内容がないし、心に響く内容がない。逆に毎回低予算の同じ企画の方が、私等爺さんはココロに響くのでありますのだ。特に、素人を題材にして人柄や生活ぶりを魅せる企画は興味が湧きますよね。その代表がNHKの「72時間」とか「いいいじゅう」とか「新日本紀行」はそのジャンルの先駆けかな。しかし、同じような企画なのに民放はそこに必ずタレントを保険のごとくいれて視聴率の確保に努めているのがうざったいですな。その中でも、まあ見れるかなと思っていたのが、毎週日曜、テレ朝19時から「なにこれ珍百景」、20時から「ぽつんと一軒家」の二本立てですがね。もうだいぶ前から劣化しだしたのが「なにこれ・・」で半分以上がネタの再使用か、どこか他の番組で取り上げた内容のパクリ。それをゲストはまだしも、レギュラー連中も以前見たのを忘れたのか、あたかも新ネタのようにコメントしてるのが目に付き出すともう馬鹿らしくなって腹も立ってくるぞ〜〜〜(いかん、興奮した)で、気を取り直して「ぽつん・・」を見るのだが、ついに「ぽつん・・」もひどいことになってしまった。先々週の放送の最後がきっちりとした終わりではなく、おや?っと思っていたが、先週の放送は「一軒家」の住民が仕事をしているところを放送しだした。山の中の一軒家からさらに山の中でぽつんと仕事をするなら分かるのだが、なんと町中での仕事先へついていくってそこの仕事先の人々の話になってしまっていた。豆腐を仕入れに行くと言うので見ていたら、町中の豆腐屋で豆腐の仕込みや試食を延々とやり始めた。途中から見たらグルメ旅番組かと思うような内容で、見てられなくなってTVを消しました。

TVはその国民の民度を示す鏡なんて言葉があるかどうか。局側からすれば、リサーチとかして国民の皆様が観たがる内容を企画放送してますよということなのだが、そこに広告代理店がチャチャを入れだし視聴率優先の番組作りをさせるから、視聴率の高いものは当然のごとく「グルメ」「旅行」「お笑い&若手俳優」「クイズ」の4要素の適度なバランスになる。なので、どこの番組もどこかで観た既視感あるものになるのだが、これに視聴者も慣れてしまって真剣に観ることもなく、ただただ電源を入れて、時計代わりに観てるような観てないような。

つまり、視聴者もそんなもんだから内容など「それらしく」作ってれば、文句ないでしょ、チャンネル変えるやつもいないでしょ、と視聴者を馬鹿にした番組作りが横行していて、ついに「ぽつんと一軒家」もネタ切れで大したことないエピソードで2週分にしてしまうという愚行を決行。番組制作者としては自◯行為だと思うのですが、皆様はいかが。

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