袴田事件の概要は、1966年6月静岡県清水市(現静岡市)にある、みそ製造会社の専務宅で火災が起こり、焼け跡から一家4人の遺体が発見された。全ての遺体に無数の刺し傷があったため、殺人事件として捜査を開始。事件発生から2カ月後の8月、同社の従業員で元プロボクサーの袴田巌(はかまだいわお)(当時30歳)が強盗殺人・放火の容疑で逮捕された。
余談ですが、2014年3月に再審開始が決まり、1966年に逮捕され、事件発生から半世紀近くたっての再審は過去に例がなく、ギネス世界記録にも、袴田さん(現82歳)は「世界で最も長く収監されている死刑囚」と認定されたそうです。
2014年の「静岡地裁」の再審開始決定して、釈放されたたが、「東京高裁」(大島隆明裁判長)は6月11日、地裁決定を取り消し、再審請求を棄却する決定を出した。理由は、地裁が再審開始の根拠とした弁護側のDNA型鑑定について「信用性は乏しい」と判断したらしいが、何も知識のない裁判官がDNA鑑定の判断なんかできっこないのに、棄却したらしい。
さて、弁護側は、さっそく最高裁に特別抗告するが、これは裁判所(法務省総務局が最高裁以下の裁判長の人事権を握っている)と弁護士の茶番劇と思う。弁護士は、裁判長と同じく法務省に管理されています。歯向かうと、弁護士としての仕事にも影響があります。(ダダでさえ弁護士の仕事が少ないのに)
近年、裁判官に対する「信頼性」が失われています。裁判官自体が、憲法を捻じ曲げた判決をしたり、時の政権の都合がいいように判決を出したり(そうしないと、地方に飛ばされます)、裁判官の不祥事等沢山あり、国民は裁判官に対して(特に最高裁)かなり不信感を持っています。また、裁判官は司法試験という難解な試験に合格した立派な人というイメージは昔話で、人格的に異常な方やアスペルガーの方も少なからずいるようです。
ですから、これを払しょくするため、高裁で棄却させ、最後の砦、最高裁判所では、「逆転判決し、無罪」とし、「最高裁は良識のある」と植え付けるための、策略としか言いようがない。陰謀論でも何でもありません。これを理解するためには、以下の本を読んでいただければと思います。
※すべての裁判官が、「変」ではありません。一生懸命正義感と法を守るため頑張っている裁判官が大半ですが、大都市の裁判官は、「変」が多いはずです。「変」な裁判官の判決は「変」になります。特に最高裁は「変だらけ」だそうな。
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