Rikidozan vs Masahiko Kimura (1954 - Part 2/2)
木村政彦と力道山がプロレスで対決!プロレス対柔道での格闘技であるが、これは「興行」ですので、予め筋書きが出来ており、両者引き分けしその後勝ったり負けたりで、集客し興行としては大金が入る予定でした。しかし、映像のとおり、木村の左足が力道山の急所に当り(わざとでなく、動きの中で、玉玉?かすったものでしたが)、これが力道山の怒りをかい、本気で木村を叩きのめした試合でした。木村は急所を蹴った認識はなく、急な力道山の怒りのファイトに、たぶん考える暇もなく、呆然とやられたという感じです。これが両者が最初から本気だったら分からない試合になったと思いますが。このような粗筋の試合です。
力道山は、「北朝鮮人」で、日本の国籍をとったヒーローでした。北朝鮮だろうがどうでもいいんですが、力道山は、大変な酒豪ですが、あまり酒は強くはなかったそうです。何と言っても「負けず嫌いで」酒を飲むと人が変わり豹変したそうです。ジャイアント馬塲さんは、力道山を「人間性がない」と嫌っていたようで、その反面、付き人をしていたアントニオ猪木は、ちょっとしたことで怒り、殴られて怪我をしたり・・と大変でしたがプロレスラー師匠としては尊敬していたようで・・・で、今のアントニオ猪木の「闘魂」は力道山から来ているのでは?と思いたくなります。
力道山は、普段は女性には大変優しいが、すぐ頭に血が上り、カーッとなる癖があったようです。さらに酒を飲むとエスカレートし、あの刃物で刺されて亡くなったわけです。
この映像の試合を見たら、今の日本が木村政彦に投影されているようで、何となく切ない思いがします。木村は、柔道家ですので、礼儀も分かり武士道の精神があったと思います。その日本人の「いい性格」があの試合の敗北になってしまったのかな?と思われてなりません。今と昔は違いますが、日本人は、おとなしい、イイ人だけでは、大国にも小国にも、バカにされ負けてしまいます。http://www.youtube.com/watch?v=POgQkQN4_os
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