尖閣諸島を東京都が購入という石原発言について ２

尖閣諸島は歴史的に見て日本固有の領土であると、彼らは主張するが、それは歴史的に見て琉球の領土であり、その琉球がいま日本の領土であるからだろう。歴史的に見て琉球は日本固有の領土ではなかったことは明白。戦後アメリカ施政権下で行われた与那国村長選に立候補した三人の候補の主張はそれぞれ、日本に早期復帰、独立、そして台湾に帰属、というものだったこともあるくらい、交易で栄えていた国だったのだ。目取真俊は自衛隊が見せる顔が東北と沖縄では違うといっている。
そこを一緒にしてしまっているが、今日の「東京新聞本音のコラム」で　山口二郎氏が的確に批判している。
以下に引用
石原慎太郎東京都知事が尖閣諸島の土地を公費で購入すると言い出した。領土問題をダシに、中国を刺激しつつ、人々の耳目をひこうという、仕様もないパフォーマンスである。私は東京に泊まるたびに、ホテル税を取られている。東京都に金が余っているなら、ホテル税など廃止しろと言いたい。
領土を守ることは政治の基本である。もちろん、絶海の孤島を守ることも政府の仕事である。しかし、現に人が住んでいる地域を守り、支えることは、もっと重要な課題である。福島第一原発の事故で、福島県の沿岸部の土地は失われたに等しい。市場を全面的に開放し、効率的な一次産業だけを残せというTPP推進の議論は、金儲けにつながらない農村部、過疎地などを放棄すればよいという主張に直結する。
石原知事は、絶海の孤島を守ることには熱心だが、現に人がすんでいる過疎地、離島のことなど眼中にない。彼だけではない。東京のメディアは地方に対する公共投資を十把ひとからげにムダと非難し、政府のスリム化を要求する。国土を守るということは、大震災の被災地をはじめ、全国各地に人が住み、多種多様な生業に従事するという国の姿を守ることを意味する。
東京に住んで、地方を見下すような政治家に、国土を守れなどと説教されるいわれはない。
引用おわり。

今日は佐倉のホームへ両親に会いに行った。教会が終わってから隣の美術館で待ち合わせる予定だったが、雨になったので教会行きは中止と、父からメールがあり直接ホームへ。
佐倉駅前。

ホームの部屋で３人でオクサン自慢の野菜のポタージュとサンドイッチの昼食。長居すると疲れるようなので３時間でバイバイ。



ホームの前で八重桜がきれいだったので写真を撮り振り返ると、母が手を振っていた。