

昼飯前小雨の中散歩としゃれ込んだ。
いつも静かな堀の内貝塚は雨のせいかいっそう静かで雨を受けた広葉樹がきれい
天気がよくても他の入館者に会うことはほとんどない考古博物館に入ってみた、
どうせ展示は10年前からずっと同じだろうなどと思いながら、
入ると2階の展示室から一人降りてきた、おお、私が一人目ではなかった。
入館者カードに記入し二回に上がると、あとから階段を上がってくる足音。
雨だと入館者が多いのかな、そういえば軽井沢の美術館がそうだったななどと考えていると
上がってきたのは博物館の職員で、一コース約30分で展示の解説をしてくれるという。
何度も来ているので、展示は見たことあるものばかりだし、解説のテキストもほとんど読んでる。でもせっかくそう言っているし、急いでいるわけでもなかったのでお願いした。
私が地元の住民とわかると地理の説明が具体的になってとてもよく分かった。
「JRの北に千葉街道があって大門通りの入り口に公民館があるでしょ?あの辺少し高くなっているでしょ?」あの感じがずーっと船橋まで続いていて、それが縄文(だったか)にあった砂洲の名残であると考えられているとか、今は泥質でアサリが多い市川の海だが
そのころは砂地でこの貝塚の貝はハマグリが多いとか、埋葬された人骨から人肉食の痕跡は無いとか、質問には誠実、丁寧に答えてくれ、とても有意義だった。
多分入館者は少なく、財政を圧迫していて、橋下でなくとも無駄な施設と攻撃されそう。
運営方法を考えなおしなんとか存続してほしいと思った。