生きている

　いじめや体罰で、相手をとことん痛めつける。こんなことが、今日本の社会に蔓延しているような気がします。そんなことはない、とあなたは否定してくれますか。宮澤賢治は、いじめられる子供の心は、聖人の心と同じだ。と言っています。命はあらゆるものの中で、もっとも大事な、重たいものです。ひとつしかない、命は他の誰にも代えがたい、大切なものです。命は、体と心の二つをもっています。自分の大事な、その二つのものを持っている命を、大切にしなくてはなりません。それは生を受けたものの、絶対的な使命です。ですから、自らその大切な命を、消してしまうなどは絶対にあってはなりません。また、他人の命を、自分には関係ないことだと思って、安易に死ねと言ったり、死を選択させるようなところまで追い詰めるような非道なことをしてはなりません。
　もし、自分が、そんなことをされたらどうします。嫌なはずです。自分がやられて、嫌だと思うようなことを、他人にしては絶対にいけません。
　命は、誰でも平等に与えられた、かけがえのない大事なものです。命が尽きるまで真っ当しなければなりませんし、生きていることが良かったと思えるように、がっんばって努力し、困っている人には「助ける」という手をさしのべて上げましょう。今、新しい時代は、人といがみ合ったり、戦争したり、殺し合うような時代ではなくなっていま。早く、誰もがそのことに気づき、改革していけば世の中は生きやすくなってきます。そのために、みんなで力を合わせること、支え合うことが大切です。