またもや、ダイジェストでしか見てませんが、
疑惑の判定が話題になっていますね。
敢えて、偉そうに言いますが、
前のも書きましたが、反則の判定は、日本人には、
特に厳しいというのが普通であると認識してやらなければいけない。
その認識の甘さなんでしょう。
だからこそ、勝つ為の外人選手対策を、とことんやってから、
オリンピックに出なければいけない。
その為には、反則による指導も、技の内と考えて、
相手に反則を取らせる方法も覚えていかないといけない。
一本を取る綺麗な柔道は、あくまでただの理想論です。
勝負は、勝つ事が大命題です。
特に、日本国内の試合なら、綺麗な柔道でもいいですが、
相手の陣地に乗り込んで行って、ルール通りにやれ、なんてあり得ません。
ルールはただの目安であって、審判の気分で変わるもんです。
それを排するのなら、完全に可視化し、AI化するべきなんです。
今の外人審判は、基本、日本人には、疑わしきは罰せずではなく、
疑わしきは罰しろです。
技が決まりにくい理由は、私程度の人間が言うのもなんですが、
足技による崩しが少ないから、どうしても強引な掛け方になってしまい、
体勢が、つぶれてしまいます。
一発の大技をかけるのなら、阿部一二三さんのように、
相手が防御の構えを取る前に、両手で持った瞬間に入る。
それも、しっかり、相手の懐に丸く入って、投げ切るつもりで技をかける。
どうしても、相手の懐に飛び込む事は怖いので、
半分は、いつでも逃げれるような形になると、背筋が伸びて丸くなれない。
だから、バタっと倒れてしまいます。
そういう意味でも、柔道は、自分の弱さとの戦いなんです。
それを克服して、自分を鼓舞して、とことん強気にならないと、
綺麗な柔道にはなりません。
そこの日本人の、綺麗な柔道に対するトラウマみたいなもんを見透かされて、
外人選手に、上手く利用されて、勝ちを、もぎ取られているように思います。
その上、外人審判も、当然、あっち側に付いています。
とにかく、柔道が他の競技と違うのは、日本発祥の格闘技なので、
日本人の思い入れも全然違うし、外人もそれを分かった上で、
負かしたろう、やっつけたろう、と覇気に燃えています。
そこへ、能天気に、「よう、君たち、頑張っとるかー」というような態度で
乗り込んで行くんですから、そりゃ、ムカつくでしょう。
日本人選手が、そんな気が無かったとしても、相手には、そう見えます。
そこで、取りあえず、日本人に勝っただけでも、
ほぼ優勝したのと一緒でしょう。
それだけで、一生、飯うまで、自慢ができて、代々語り継がれるでしょう。
ゲームではないですが、言わば、リアル伝説の勇者です。
そんな存在であるという事が、分かっていないように思います。
そして、日本人選手も、本当に徒手空拳で、日本の国の代理戦争として、
EU連合軍と戦って、カッコ良く勝て、と国民に言われ、
そのプレッシャーたるや、半端ないと思います。
その上に、二連覇するとなれば、その重圧は、
簡単に「嫌な事は、背負い投げ~ !」を象さんでやるみたいなもんです。
ちょっと例えが、おかしかったですが。
それを、どこぞのタレントが、阿部詩さんの号泣を、みっともないような事を
言っていましたが、まず柔道をやってから言ってくれだし、
その上、試合に勝って、日本一になってから言ってくれだし、
まず、自分よりデカイ人間に勝ってみろです。
オリンピックに出る人は、人生の全部を捧げてきている。
特に、柔道では、負けは許されない。
最初の東京オリンピックまでの柔道は、完全に無制限一本勝負でした。
何分経とうが、決着がつくまでやらないといけない。
ほぼ、公開の拷問みたいなもんです、だからこそ、死んでも勝てなんです。
その上、私がやっている時もそうでしたが、
畳の周り、ぎりぎりに、応援する人間が取り囲んでいて、
無茶苦茶な声援をする。
「首を絞めろ、殺してまえ !」「腕を折ってしまえ !」や、
一挙手一投足で、その手や足を、ああしろこうしろとか、
アホ、馬鹿、間抜けなんて言葉の、まさしく罵詈雑言が、
四方八方から浴びせかけられます。
もう、スポーツマンシップも糞も無い、無茶苦茶でした。
なのに今更、武士道なんて、偉そうな言葉を、しろうとに言われたくない。
いっぺん、どこかの柔道場にでも行って、道場破りの如く、
そういう言葉を吐けば、どうなるかやってみて下さい。
さっきの、罵詈雑言が、現実となるでしょう。