2人がもし入れ替わっても、今実際に起きていることとあまり遠くない結果が生まれるのではないか……と、どこか思わせるような共通点が2人にはあるのかもしれない。
子どものような全能感のままキャリアを重ね、他者への協調や共感はほぼゼロ、というよりは共感能力を無駄だと思っている節があり、「民主主義を重んずる」という姿勢は見せるが、高圧的なものいいで相手を黙らせ論破することに悦に入っている男性たちが成功している例が増えているような気がするのは、私だけだろうか。
と、ある作家さんが言っておられます。
論破を流行らせた、男どもが嫌いなんでしょうね。
私も前に、話をしている時に、
少しの間、黙考したら、「ほら、黙ってしまったよ」
と言われ、悦に入っている女性がいました。
その時の、この会話は、その方にとって、どうしたら良くなるかという、
アドバイスをしていたつもりだったのですが、
どうも、そのアドバイスが気に入らないみたいで、
そのアドバイスに反論した時に言った言葉が、さきほどの言葉でした。
私がその時、一旦考えたのは、この反論に意味があるのかと考えたんです。
そして私を論破しても、この人には、得はなく、損しかないからで、
一体どうしたいんだろうと、不思議に思ったからです。
論破って何なんでしょうか ?
論破なんてすると、議論がストップし、建設的な答えが出せない。
言わば、社会性を破壊してしまうんではないでしょうか。
それをするとしたら、ただただ今のこの話が嫌だから、
無理矢理でも終わらせたいからでしょう。
これにより、人間的な繋がりも、完全に断ち切る事になる。
石丸さんも、斎藤知事の話も、そこまで酷くはないと思います。
あくまで議員ですので、コメンテーターのように、言いっ放しは出来ない。
任期中は議論を続けなければいけない。
今思うに、不思議なのは、元、石原慎太郎都知事の記者会見は、
論破しまくりで、それに誰も異論を言わなかったと思います。
橋下さんの時は、とことん議論した上に、反対するなら、対案を出せと、
言っていました。
石丸さんの議会でも、大阪同様、行政が破綻しそうになっているので、
これまでのやり方を、ほぼ全部否定しなければ、なりたたない、
ほとんど議論の余地が無いから、ほぼ論破みたいにならざるをえない。
じっくり話を聞いて、よくある玉虫色の決着なんてやっていたら、
本当はそれが一番楽な方法なんでしょうけど、
破綻が、ちょっと遅くなるだけです。
そして、議会をあそこまで、揉めさせたのも、一番の目的は、
市民に、行政がこのままでいいのか、破綻し消滅してもいいのかという、
問題提議をする為だったので、あくまで、責任は市民に有るという事を、
伝えたかったのでしょう。
石丸さんは、その延長線上で、破綻消滅する地方都市を救い、
日本全土の復活再生をする為には、一人勝ちの東京から、国全体の改革を
しなければ、このまま、日本全部が自滅し、私がいっつも言っていますが、
はるかに、したたかな、ちうごくや、アメリカさんに、おいしい所を、
全部持っていかれ、完全に植民地化してしまうのが見えるからでしょう。
兵庫県の斎藤知事は、元官僚で、昔のまんまの、上意下達できているから、
前の評判の悪い知事と同じやり方をやっていたら、
多分、見た目からして、この若造が10年早いわ、と、石丸さんのように、
年の行ったベテランから、突き上げを食らったのかもしれません。
トップに対して、反旗を翻すなら、よほどの覚悟が必要です。
そしてそれが、自分だけではなく、周りの人間にも影響するんですから、
しっかり覚悟を持って、とことん戦い続ける必要がある。
途中で降りると、周りの人達にも、悪い影響を与えてしまいます。
そういう意味でも、言った限りは、最後まで責任を全うしなければいけない。
ああなってしまったのも、ある程度、勢いでやってしまったのでしょう。
そして、やってから、周りへの影響の大きさに気付いたのでしょう。
県政を正すという大きな使命の為に、とことん戦って欲しかったです。
とことん、問題提議をして、県民に自覚させる必要が有った。
兵庫県は、はっきり言って、阪神地域以外は、
失礼かもしれませんが、だだっ広いだけの、くそ田舎です。
バブルの時は、全国で、北海道につぐ、ゴルフ場の多さで、
計画も含め、200以上有りました。
県民一人一人が、毎日違うゴルフ場で、
ゴルフをするんかなんて言っていました。
特に、多かったのが、中国自動車道の吉川インターを降りると、
最初の信号の所に、20個ぐらいのゴルフ場の道案内の看板が有って、
ナビも無かった時代ですから、無理矢理、迷って遅刻させるつもりちゃうかと
冗談のように言われていて、無事、到着した時には、ドッと疲れて、
取りあえず、どうにか着いたと、ほっとしていました。
もしかしたら斎藤さんは、前知事のやり方を踏襲していただけなんでしょう。
それだけに、多分、今回の件は寝耳に水で、慌てふためいたのでしょう。
兵庫県は、とっても保守的で、行政が強くて、職員の方々も、
私達が全部仕切っているんやという、思いが強いんではないでしょうか。
なんせ、兵庫県の初代知事が、初代総理大臣の伊藤博文ですから、
そのプライドだけは強いんだと思います。
そこが、恐らく斎藤さんは、分かっていなかったのだと思います。
はっきり言ってこの事は、兵庫県民からしたら、内輪の問題であって、
直接関係のない事です、一体何をやっているんだか。
まあ、神戸市なんかに比べ、影の薄い兵庫県ですから、
今回の件で、全国的に有名になったのは良かったのですが、
この斎藤知事と、石丸さんを並べてくれただけでも、県民としては、
儲けもんかもしれません、しかし並べるのは、無理矢理感が否めません。
東京において、おいしい思いをしている、有名人の方々は、
何であろうが、地方の田舎もんが、目立つのが気に入らないのでしょう。
大阪の万博も、別の何か事件が無くなったら、退屈しのぎに、
取りあえず、やめろ、間に合わん、ブサイク、ゴミの山、くさい、
鬱陶しい、ソースくさい、下品と、あらゆる罵詈雑言を浴びせてきます。
確かに、近隣の県民も多少は賛同するんですが、
大阪なんて、昔から、あんなもんです。
あれが、大阪のアイデンティティーなんです。
大阪府民に代わって謝らせて頂きますが、すんませんねー。
何で、私が謝っているんでしょう、やっぱり、
私は兵庫県民と大阪府民のハーフですから、仕方がないです。
関係ないんですが、嫁は、半分、京都人の血が入っていますので、
関西ヒエラルキーとしては、逆らえないです。
いつブブ漬け飲まされるか、怖いです。
しかし、東京の人は、常にヒエラルキーの頂点を維持するのに、
汲々としているように見えます。
まあ、関西なんかより、歴史が浅いですから、余裕が無いんでしょうね。
京都人は、武士に、いいようにされてきた長い歴史が有りますから、
千年の恨みつらみが、心の奥底では、とぐろを巻いております。
たぶん、京都人だけは、デスノートに名前を書いても死なないどころか、
悪魔の方が、祟り殺されるでしょう。
ヒーーーー !