京都の有名なメーカーの大企業で、
いっぱい社員さんが辞めているらしいです。
経営理念をまとめた小冊子の輪読会が有るんですって、
そして、新しい著書を出版するたびに役職者以上は、
購入するよう強く指示され、
買ったことを総務部に報告しなくてはならなかった。 ですって、
それに、物品の購買にあたって、
「5回値切り交渉をする」という社内ルール と、
上司の決裁を得るには稟議書に値切り交渉の履歴を添付しなくてはならない。
も有るんですって、
四半期ごとに社員を5段階で評価する。
それも絶対評価でなく、全体の10%に1、20%に2をつけるといった
相対評価をしなくてはならなかった。ですと、
1や2の評価が出ると給料やボーナスに大きく影響するため、
若い社員が意欲を失って辞めてしまいかねない。
そのため管理職は部下に『今回だけだから勘弁して』と言って
順繰りに1や2の評価をつけているのが実態ですと言っています。
そら、辞めるわ。
こういう経営の仕方は、昭和のイケイケのいい時代のやりかたであって、
現代の、人も物も情報も、自由に交錯する時代には、
全部会社から流出していくでしょう。
スーパーのダイエーも、そういう感じで傾いていきました。
トップの人が、神様にまでなってしまい、その他はただの下々なのです。
信用が出来ないし、信用するのが怖いのでしょう。
こういう方って、昔から、本当は怖がりなんです。
そういう映画や、ドラマもいっぱい有りました。
自分に自信が有れば、人に何でも任せる事ができます。
人事評価も、無茶苦茶になっています。
無理矢理やる気を無くすような事をしているから、
ほぼ、とっとと辞めていけと、言っているようなもので、
これは、言いようによっては、新しいリストラの形でしょう。
人件費を削る形でないと、黒字に出来ないのかもしれません。
しかしこれでは、優秀な人ほど、ドンドン出て行きます。
特に若い人には嫌がられるでしょう。
私は、この現象も、日本の文系社会の崩壊が始まっている証だと思います。
あの成田先生が言ったように、日本の経済界の偉いさんに、全員やめろ。
それが日本の国の為になる。
この大社長を大社長と崇め奉っている内は、
どんどん日本は衰退していくでしょう。
これからは、日本の文系社会の正念場になって行くと思います。