ガイ・リッチー監督の
アメリカ軍兵士とアフガン人通訳、互いの尊厳をかけた約束。
国境を越えた二人の固い絆を描いた、衝撃の感動作です。
国境を越えた二人の固い絆を描いた、衝撃の感動作です。
アフガン人通訳には報酬としてアメリカ への移住ビザが約束されていたが、
アメリカは、撤退する時にその約束を反故にしてしまう。
このままでは命の恩人の通訳が、
家族もろとも殺されてしまうのを救出するというストーリーです。
アフガンからのアメリカの非情な撤退は、ベトナム戦争以来の苦い敗戦です。
そういう失敗からの、ウクライナに対する状況も煮え切らない、
及び腰な対応なんでしょう。
それを見て、ロシアに付け入る隙を与えてしまっていると思います。
第二次世界大戦の時のモンロー主義みたいになっている。
しかし、日本も対岸の火事ではありません。
下手すりゃ、もしもの時には、アメリカに見捨てられかねません。
日本は一応武器を輸出できない事になっていますが、
何かのニュースで、ちらっと、
ドローンをたくさんウクライナに輸出すると言っていました。
現在はドローン戦争と言ってもいいぐらい、
大量にドローンの自爆攻撃をやっています。
これは、果たして武器ではないんでしょうか ?
現代は、武器と民生品との境が無くなっています。
以前、北朝鮮の不審船が来た時も、沈没した船をよく調べたら、
日本製の船外機と魚群探知機が使われていました。
ここ最近でも、自衛隊が古くなった四輪駆動車を売りに出したら、
ロシアの軍隊で使われているというのが分かった。
アラブのテロリストの御用達に、
トヨタのハイラックスが使われているのは有名な話です。
この映画の中でも、日本車だらけでした。
ハイテクな武器なんかは、日本製の部品、材料がいっぱい使われています。
それだけに、どっからどこまでが、武器とは言いにくい。
この映画のエンディングで、アフガンの通訳の人達が実写で出てきます。
ガイリッチー監督は、これだけの人達を見捨てたんだという事を、
忘れるなと言いたいんでしょう。
日本は、そういう親分に頼っています。