9月2日3日に渡って、モビリティーリゾート茂木にて「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に」というイベントが行われました。
このイベントは、トヨタモビリティ基金において、サーキット場内、及び、サーキット場までの移動課題を解決するアイデアや、障がいの有無などにかかわらず誰もがモータースポーツを楽しむことができるアイデアを公募し、選ばれた計20チームが実証実験を行うというものです。
そこで、イベントの趣旨や目的を果たすため、光輝舎とかがやきで連合チームを結成し、参加してきました。
当日は、スーパー耐久シリーズも開催しており、初めて間近で見るレースや音に興味津々です。
さて、実証実験として、MNIというモータースポーツの走行音を振動にし、全身で感じられるスーツの着用です。会場に設置したマイクで走行音を拾い、実際にレースを観ながら振動を感じたり、モニターを観ながらアクセルやブレーキなどの操作によって、装着したベストが振動して視覚障害のある方でもレースの体験ができるというものでした。音楽でも活用でき、楽器に合わせて振動する場所が変わり演奏の体験もできるそうです。
後ろから見るとこんな感じです。
なかには、振動が心地よく感じた人もいたようです。
次は、トヨタ自動車による、実際の自動車の遠隔操縦の技術の体験です。障がいのある方にもリアルに運転する体験の提供を目指しています。
参加者した利用者で操作が難しかったため、付き添いの職員が説明を受け、実際に操作をしてみています。
実際に操作した利用者は、ゲーム感覚ではあるものの、細かい力加減やレバーを押すと右折、引くと左折のような感覚が難しかったようです。
すぐ裏手はコースになっており、間近で迫力のあるレースを観ることが出来ました。
次は、モーションリブという会社の感覚伝送技術「リアルハプティクス®」の体験です。離れた人とも握手などリアルな「感触」を体感できる装置で、自分の力加減が相手にも伝わる感覚はとても不思議でした。
遠隔操作で、遠くのものを掴み、移動できる装置です。距離感を掴むのが難しかったようですが、災害なども含め、いろんな場面で活躍しそうな装置でした。
ちゃっかりインタビューを受けている方もいましたね。(;^ω^)
会場への移動や会場内の移動は、福祉タクシーを利用しました。
株式会社mairu techという大学生の企業が、福祉タクシーのマッチングシステムを開発しています。
施設周辺では、福祉タクシーの事業者さんが少ないですが、多い地域では、タクシーを呼べるアプリ「GO」のように気軽に使えるシステムになるのではないでしょうか。
炎天下の中ではありましたが、最後までイベントに参加し、イベントの合間や終了後には、各展示ブースを見学したり、お土産を購入したりと楽しく過ごすことが出来ました。
普段できない体験も利用者さんたちには、とても新鮮だったようです。
次の機会もあれば、ぜひお手伝いさせていただきたいと思います。(`・ω・´)b