前回
「たぬきさんの感情に共鳴する」
そんな話を書きました。
今回はその続き。
さらに
同調したときのことを書きます。
「たぬきさんの悲しみに
同調して泣く」
たぬきさんが感じている
不安は胸の痛みとして
喜びはぬくもりとして
悲しみは胸の圧迫感として
怒りやネガティブな感情は
胸のムカムカや吐き気として
私の心はたぬきさんの感情に
共鳴して動いていました。
そんな中
2人の心が完全に
同調したことがありました。
私が既婚者でありながら
たぬきさんに強く惹かれていると
思いきって打ち明けた後
たぬきさんから返って来た言葉
「今までのことは夢だと思って
それぞれの現実を大切にしよう」
自分の感情より
私の立場を優先してくれたことに
私は心から感謝して
私も
「もう夢から覚めて
現実に戻ります」という
内容の返信をしました。
(参考)「2人で出した答え」
私からの返信は
たぬきさんの意図を汲んで
なおかつサイトでのやりとりを
感じさせる内容にしました。
うまく書けたな(← 自画自賛)
という意識はありましたが
送信前に読み返しても
送信後に改めて読んでも
自分で書いた言葉に対して
私の感情は動きませんでした。
「もう夢から覚めた」の
メールを送った日の夜
横になってまどろんでいたとき
急に胸がギューッと
締めつけられました。
私が送ったメールの言葉が
一字一句 ゆっくりと
頭の中で読み返されて
それと同時に
胸が押し潰されそうなぐらいの
苦しさが襲ってきて
目から自然と
涙があふれてきました。
何度も読み返しても
「私」は
泣くような内容じゃないのに...
胸が痛くて苦しくて
涙が勝手にあふれて止まらない...
自分で書いた言葉に
自分の心が震えて
泣くってどういうこと?
今、
私の心を震わせているのは
「私」なの?
それとも......
次の日、起きてから
メールチェックしてわかりました。
私が泣いたのと同じ時間に
たぬきさんからの
返信が届いていました。
あのときの涙は
たぬきさんの悲しみ。
私が自分の想いを理解して
私らしい返信を
くれたことへの感謝
こんなに心が通じているのに
どうすることも出来ない悲しみ。
お互いに強く想い合っているのに
先には進めない悲しみ。
自分本位にならず
しっかり「現実」と向き合うため
お互いの相手への想いは
「夢」だと
言わなければいけない悲しみ。
「ああ、すべて夢か~」って
無理やり笑って
それぞれ別々の「現実」を
生きていく悲しみ。
たぬきさんの悲しみが
私の心にも共振して
涙を流させた。
あのとき
たぬきさんが実際に
涙を流していたのかは
わからないけど
私たちは同じ時間に
同じ悲しみを感じて
一緒に泣いていた。
2人が同調したことが
ハッキリとわかって
私は再び泣きました。
こんなに
同じ想いを共有しているのに
離れているのが悲しくて。
私の悲しみが
今はたぬきさんを
泣かせているかもしれないと
感じながら...