”民主主義の危機”とか”民主主義を護れ”とか掛け声がかかるが、
そもそも民主主義は正しいのか?価値あるものか?
第二次世界大戦は大衆民主主義のもとで勃発したのだから正しいとは限らない。
無批判、無条件に民主主義を信じてはいけない。
どんな政治思想も、政治システムも時代とともに移り変わってきた。
現在の民主主義の問題とそれに代わる仕組みを提起したい。
フランス革命を民主主義の始まりとするなら、
当時は少数の貴族や宗教家が多数の民衆を支配し搾取していたから、
民衆に主権をもたらした民主主義には価値があった。
しかし、現在、民主主義は単に多数派が支配する法的根拠となっている。
”多数派の多数派による多数派のための政治”・・・それが現代の民主主義だ。
高齢者が多数を占め、未来ある若ものの声は反映しない。
子育てシングルマザーなど貧困層と中間層の教育環境格差は改善しない。
あるいは沖縄は本州の利益を享受できない。
では民主主義に代わるシステムはあるのか?
案1:選挙における世代間の重み調整 → 1票✕余命
平均寿命を80歳とするなら、
1歳児→80票 (親権者が投票する)
70歳老人→10票
案2:議決の公平性確保
議案の議決はサイコロで決める。
多数決では少数派の議案が通る可能性は理論上は0であるが、
サイコロの導入により、選択の機会の公平性が確保される。
馬鹿げた考えであると常識人は取り合わないであろうが、
現実は力を持ったものが牛耳る不公平な世界であり、
民主主義という偽りの衣をまとった絶対主義なのだ。
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