チケット持って、おさんぽ行こう

ディズニー・映画・ミュージカル関連を中心とした
気ままな体験・鑑賞記録ブログ

グローリー/明日への行進

2015-07-23 22:50:26 | 映画:カ行
SELMA(2014)

メディア: 映画
上映時間: 128分
製作国: アメリカ
公開情報: 劇場公開(ギャガ)
初公開年月: 2015/06/19
ジャンル: ドラマ
映倫: PG12

ただ「歩く」ことで世界を変えた男の、感動の実話

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7月14日鑑賞。

キング牧師の活躍が初めて映画化されましたね。
期待を裏切らないプレッシャーもあったと思いますが、見事うまく描いてたと思います。
(女性監督なのもすごい!)

私の場合キング牧師を知ったきっかけは、おそらく学生(中学生頃?)時英語の授業で
"I Have a Dream"のスピーチを取り上げた章を読んだ時。
大学でも地域研究的授業で学ぶ機会があったりしたので、
活動時苦労されてたということはなんとなく理解してましたが、時が経ってしまい大分忘れてしまってました。
今回改めて具体的に当時を知る・学ぶことができたと思いますが、
そこは ダイレクトに伝わってくる&知れる’映画’というツールの力ですね。


当時の南部黒人は、白人からの暴力等がいつ自分に襲いかかってくるか分からない、
ましてや運動に参加すれば命を落とすかもしれない恐怖と隣り合わせだったんですね。
冒頭、少女4人が爆発に巻き込まれるシーンの惨さ。
キングがノーベル平和賞を受賞しても、現状は改善されてないという悲しい現実が浮き彫りに描かれていました。
賛同した白人も暴力を振るわれるなんて。
(この辺はミュージカルのメンフィスでも白人の主人公が襲われたシーンあったなと。)
そんな過酷な環境にいることに耐えてた人たちが、つい50年前のアメリカにいたという事実が信じられませんでした。
また、無知に生きてた自分も結構恥ずかしいことだな、と。


キング牧師本人については、リーダーとしての資質もですが
弱音を吐くなど人間らしい面もあったことも知れて良かったです、
そりゃ、牧師さんと言えど人間ですし。
彼の周囲にいた仲間、奥さんの存在も支えだったんでしょうねぇ。
(家庭がうまくいかなくなりそうだったことは驚きましたが)
スピーチのシーンはリアル!かなり猛特訓されたそうで。
英語がわからなくても、抑揚などから惹きつける力があったことが伺えました。

今年はちょうど血の日曜日から50年だそうで、
そういえばオバマ大統領が大勢の人と橋を渡る映像をニュースで見た気がします。
そんな中、最近また白人警察官が黒人を襲う事件があったりと、50年前と変わらぬ事件が起こっているという…。
今年のアカデミー賞授賞式時に主題歌パフォーマンスがありましたが、
黒人俳優・映画関係者が泣いていらした気持ちが、今は少しは理解できた気がします。
特に日本人はこう言った人種的、とくにパッと目で見て分かる差別環境に置かれたことがないので、
だからこそ、無知でいたり、遠い国のことと避けたりせず、
’こんなことがあった’と事実を知る という姿勢も大切なんじゃないかと感じました。

もちろんこれまでだって世界中の人たちが知るべき様々な史実作品は作られてますし、
私が観てないだけの作品が沢っ山あると思いますが、
普段だったら沸かない興味を抱かせてくれた作品でした。思い切って観に行って良かったです。
映画の力ってすごいです、やっぱり。


2 コメント

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こんばんは (りお)
2015-07-28 01:14:49
キング牧師も、我々と変わらない一面を持つところを取り上げてくれたのは、良かったですね。
偉人として取り上げることが多いので、とても身近に感じました。
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→りおさん (ドン子)
2015-07-29 23:06:01
コメントありがとうございます。
描写が丁寧で共感しやすかったですし、キング牧師も一人の人間だったことがとても伝わってきましたよね。
良い映画観れた!と満足度の高い作品でした。
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