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TBSドラマ『下剋上受験』第一話の感想及び考察とドラゴン桜

2021-04-25 18:30:03 | 日記

2017年1月13日金曜日夜の10時からTBS系列局のチャンネルで放送が開始された

『下剋上受験』ですが、まず下剋上という言葉は、

日本史の中で室町時代の南北朝期から戦国時代に戦国武将たちの中で用いられた言葉で、

この言葉の意味は元々、社会的地位および身分の低かった者が政治的搾取および武力を用いることによって、以前にあった身分および社会的立場を崩壊させて自分が秩序を創り出して、立場を逆転させることである。

 

またこのドラマ『下剋上受験』のもう一つ着目する点は、受験という点である。受験において問題にあげられる受験競争というテーマは、なんと言っても我が国の昔からの名残が残り過ぎている悪風学歴社会であると思います。

 

そして最近では、これに関して燃え尽き症候群と呼ばれる病名までつけられてしまった病気があり、これはある程度の生き方や関心ごとに対する献身的努力をして来た人が、期待していた結果が得られなかったことにより感じる徒労感や欲求不満があって、それは慢性的なもので、ひたすら続くストレスでは意欲をなくし、社会的に機能しなくなってしまうという症状です。

 

またこのドラマ『下剋上受験』は親が、中学卒業という最終学歴を持っていながら、就職できているとにかく明るい前向きな性格を持っている父親、とそれと同学歴を持つ夫をずっと信じていた母で、この物語は娘の学力調査に唖然としてはじまった受験での戦いであって、娘のことを考える父の姿がすごく格好よく見えたものです。

このドラマの中でもあったように学歴がないというだけで学歴のない人を馬鹿にするのは、よろしくないですね。なぜなら学校で学ぶのは、その個人の人格を育てるため、教養だけで生きていけるほど世の中は甘くはない。大学生活において自分がどういう人間になれたのか?社会に出て行くことのできるどういう力をつけたのかということが一番大切なことであると思います。

 

世の中要領のいい人は探せばいくらでもいる。しかし就職することと成績がどうであったとか学校がどこ出身だなんて、全く関係のないことですね。人間ていうものは弱い生き物だからついつい下を見てれば、いじめたくなる人もいる。いつも上を見て頑張っている人間もいるのに、下ばかり見て自分の置かれている位置に安心している。こんな人間では成長することはできないと言えます。

下からも少しは学ぶこともあると思いますが、基本上のものから学び、そこからさらなる高みを目指して行くことが日々必要だと改めて感じさせられたドラマでありました

それに対してドラゴン桜は同じ受験ですが、先にゴールを明確にしてその最短を行く

要領の塊のような受験のやり方で、これは人気が出ますね

 



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