川崎車両より、西武鉄道向けの西武40000形50番台車が出場。西武40000形50番台車は、運用時は10両編成と長いため、5両ずつ隔日2回に分けた状態で川崎車両の最寄り駅である兵庫駅→神戸貨物ターミナルまで運用を行い、出場した。なお今回は、時間の都合上、吹田駅で撮影した。
牽引機は、JR貨物愛知機関区所属DD200-15号機(川崎車両~神戸貨物ターミナル~吹田貨物西)。ともに川崎車両生まれの機関車と電車がタックを組む。また、JRの線路上を私鉄車両が走行する姿はほとんどない。
40161(左)+DD200-15号機(右)の連結部分。もともと西武40000形50番台車は先頭車両に排障器を備えているが、今回の甲種輸送時に排障器が接触する可能性を考慮し、外された状態で回送された。
後追い。各先頭車両には、汚損防止のためのフィルムが貼付していた。先頭の40061は側窓が1ヵ所大きいのが特徴。
さらにもう1枚。天気が晴れであったため、運良く、先頭の40061号車が綺麗に当たった。
この後、牽引機を新鶴見機関区のEF65に機関車を変更したのち、JR東海道本線を東下した。
撮影日・場所→2023(R5).11.24(金)・吹田
帝産湖南交通は、大型車(三菱ふそうエアロスターやいすゞエルガ、日野ブルーリボンなど)を中心に導入(多くは移籍)しているが、一部に中型車も在籍している。最近では、元神戸市交通局のいすゞエルガミオが2台導入された。
今回紹介するのは、2010(H22)年に南海バスより移籍してきた、三菱ふそうエアロミディ。車番は788号車。1998(H10)年式のKC型で車齢は25年。しかも、ツーステップ車なのが特徴である。2023年になって前後扉のツーステップ車が残っているのは奇跡かもしれない。
訪問したのが15:00過ぎであり、画像はやや暗いのは了承願いたい。南海バスに移籍した788号車。非公式側に「典礼会館」の広告ラッピングを貼付しているのが特徴。移籍当初は、行先表示器は幕式であったが、のちにLED表示器に交換された。
788号車製造銘板。すでに車齢は25年。多くのバス事業者では廃車となった個体も帝産湖南交通でまだ活躍しているのは珍しいと思う。南海バスと帝産湖南交通の半分の時期を過ごし、かつ同じ関西地区で活躍していた788号車。久しぶりにエアロミディツーステップに乗れたのは久しぶりであった。なお、車内は、他の乗客が乗っていたため、撮影は見送った。
*車両概要*
帝産湖南交通
車番:0788
営業所:草津
年式:1998年
製造メーカー:三菱ふそう
型式:KC-MP219J
車名:エアロミディ
仕様:ツーステップ
車体:三菱ふそうバス株式会社
車体番号:30 6219
前事業者:南海バス(和泉22き****)
撮影日:2023(R5)10.25(水)
JR東日本で活躍していた205系もE231系やE233系の導入で廃車となり、大抵はインドネシア国鉄へ譲渡された。そのため、原型顔の205系が見られるのは、JR西日本奈良線と富士山麓電気鉄道6000系のみになってしまった。そんな中、205系はJR奈良線で元気に活躍している。他方、現在でもJR鶴見線とJR仙石線で205系は活躍しているが、いずれも先頭車化改造された車両なのが特徴である。
モハ204-103。
12/11(月)、川崎車両よりJR北海道キハ40系の置き換え車両として2018(H30)年から増備中の電気式気動車H100形。JRこの日、92~95号車の4両が川崎車両より出場した。
吹田機関区~神戸貨物ターミナルまではJR貨物愛知機関区所属DD200-15号機が充当された。川崎車両入場のため、一旦神戸貨物ターミナルで折り返す。同機にとって久々の一時的な里帰りになる。
11:08、列車遅延?の影響か約20分遅れで神戸貨物ターミナルへ入線するDD200-15号機+H100形甲種輸送列車。珍しい車両とあって、レイルファンだけでなく一般の乗客もスマホで撮っていた。
到着後、機回しのため、JR貨物係員が切り離し作業を行っていた。左がDD200-15号機。右がH100-95。「JR北海道」「Kawasaki2023」の銘板がピカピカに輝いていた。
方向転換のため、機回し作業を行うDD200-15号機。デッキに係員が添乗して安全確認を行いながら走行していた。
機関車が解放され、姿を現したH100-92~95。H100-92と95の前面窓ガラスには、汚損防止のためのフィルムが貼られていた。
「DECMO」ロゴマーク。(H100-95)
DECMOとは、Diesel Electric Car with MOtorsの略。先ほど紹介の通り、発電用エンジンで主電動機を駆動する形態の方式である電気式気動車であることから命名された。面白いのは、「C」と「O」が歯車の形状をしているのと、「M」がモーターの駆動を現す形状なのが特徴的である。
「旭アサ」所属、定員、保安装置(ATS-DN)の各表記。(H100-95)
配属先は旭川運転所。今後、キハ40系置き換えのため、JR宗谷本線やJR石北本線に導入予定である。
H100-95。
H100-94。
H100-93。
H100-92。
その間、JR西日本221系、223系、321系、EF210形の顔合わせも撮影。
11:17、鷹取を出発する321系アカD1編成普通京都行き(クモハ321-1)。
11:24、JR貨物吹田機関区所属EF210-306号機が通過。ともに川崎重工業生まれの両者。
11:28、221系ホシB4編成快速米原行(クハ221-5)が通過。このツーショットもいずれは貴重となるに違いない。
11:29、223系ホシW16+ホシV52編成新快速姫路行(クハ222-2015)が通過。
11:44、223系ホシW1+V1編成新快速姫路行(クハ222-1001)が通過。まだリニューアル工事が未施工のホシW1編成。登場から28年がたった今でも、130㎞の俊足は健在。この新快速は車両が連番同士(1001と1002)であった。
13:16の出発まで神戸貨物ターミナルで留置されるH100形甲種輸送列車。吹田貨物ターミナルまで運用後、富山機関区EF510-9号機の牽引で青森まで向かった模様。
撮影日・場所
2023(R5).12.11(月) JR神戸線 鷹取(神戸貨物ターミナル)