ティル・ナ・ノーグ

tir-na-nog　ティルナノーグです。
システムソフト発売、
ジャンルはシナリオジェネレーターＲＰＧです。
プレイする前に、コンピューターが
自動でシナリオを作成してくれます。
プレイヤーはクリアまで、それで遊びます。
ところがメーカーがアピっている１００億通りのシナリオ！
というのは大げさです。
何故なら大きなシナリオはパターンが少なく、
小さなイベも数が決まってしまっています。
ただ名前、map、ダンジョンや、宝箱アイテム、町などの配置や、
イベの発生順序は違うため、それなりに新鮮な気持ちでプレイはできます。
それに仲間にできるキャラの数は多く、プレイヤ－に拘りなければ
パーティーメンバーも変えるはずなので何度かは楽しめます。
マイナータイトルでもあるのですが、
この見慣れぬシステムのおかげで、
攻略本や攻略サイトは作りづらいのでしょう。
ただこのシナリオジェネレーター、まだ枯れてない研究過程のシステムのため
様々なバグがございます。
今回、ワタシがプレイしてるシナリオでも
宝箱が取れないダンジョンを地下へ進んで行き、
ダンジョンの最下層は超巨大な町だった！
とＤＱⅡロンダルキア大地の感動も束の間、フリーズ
（失念していました。このゲームで超巨大な町なんでございません、
あってはならない幻の町ゆえの、フリーズでしょう）。
重要アイテムがバグで飛びませんように、と祈りながら先へ進みます。

このゲームの肝は、こーいうコンピューターのオチャメを許せるか、ですね。
（ＰＳ２版は、この上ロードの遅さ、という致命的要素もあるようです。
バグは減っていると思いたいですが）

バグを許せると、このゲームの魅力が色々あります。
・ケルト神話を題材にしたゲームの空気
（これが一番自分が好きな要素です。
またトップビューのチマチマ画面も古く懐かしくて好きです）
・王道ＲＰＧっぽくもケルトっぽいＢＧＭ
（本格的なケルティックサウンドが好きな方からは怒られそうですが、
ワタシこのゲームのＢＧＭ好きです）。
・武器や呪文やアイテムも決して少なくありません
（もっと凄まじいボリュームや超レアあれば
もっと語られるゲームになったかも、
そーいう意味で惜しいですが）。
・パーティー編成や行動の自由度
主人公は別として好きに変えれますし、
それなりにキャラ数があります。
魔法は巻物で買うこともできますし、
ステータスを上げるアイテムもあります。
キャンプもはれたりwizっぽくも遊べます。

色々な不満がありながらも、ついつい遊んでしまいます。
これを遊んだ他ブロガーの方の意見も似たような感じです。

これ、バグ皆無にし、サクサク快適な操作、
シナリオ・イベント・武器アイテム呪文・仲間の数を
超絶ボリュームにしてくれたら語られる名作になりそうです
（ジェネレーターの特殊さをＪＲＰＧ慣れした方に警戒され、
売上げ上は難しいかも）。
そーいう意味で惜しいですが、
十分語られる佳作だと思います。
最新作発売に期待をこめ楽しんでいます。

※さっき記事の為ちょっとググったら、
ＰＳ２版は、糞ゲー確定らしいです。。。
ただでさえ不安定なシステム、やりこみ要素微妙に不足な上、
ロード遅いんじゃ、致命的かも。
また戦闘システムとかは、
ＰＣ版のチマチマ系ＲＰＧだとコレで十分なんですが
凄いアクションのグラで演出された３Ｄ戦闘に慣れた
コンシューマユーザーの方や
３ＤＭＭＯユーザーからは評価厳しいでしょうし。
やむなしな評価でしょうか。

上記＋戦闘も、もっと面白く変えないとダメかもしれません。
中古、ヤフオク、ＥＧＧなどで気が向いたら（気が触れたら）どうぞ。