集会で話し手があまり長く話していると、聴衆が 「 イメトシャ ！」 「 イメトシャ ！」

ニアサ ( 現在の東アフリカのマラウイ、モザンピークあたり )　の助祭長だったジョンソン博士は、

アフリカの部族について本を書きました。


彼は４９年間にわたって彼らと生活をともにし、観察したのです、

その本によれば、グワングワラという村では、



集会で　話し手があまり長く話していると、聴衆が 「 イメトシャ ！」 「 イメトシャ ！」、

つまり「 もういい 」　「 もういい 」 と言って黙らせるそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｄ・カーネギー　　話し方入門　　市野 安雄 訳より



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　井の頭公園

彼は そうしたでしょうか？ いいえ

アメリカのブルックリンの大学のクラブで、

スピーチのため立ち上がった、ある一人の医者のことが思い出されます。



長い宴会でした。

大勢の人がすでに話し終えたあとで、その医者の番がまわってきた時は、

もう 午前二時になっていました。

もしも 彼に気転と思慮分別があったら、

話しをあっさり済ませて私たちを家へ帰らせてくれたことでしょう。



彼は そうしたでしょうか？　　いいえ



それから４５分間、延々と生体解剖に反対する大演説をぶったのです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｄ・カーネギー　　話し方入門　　市野 安雄 訳より



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　井の頭公園