米NBCで2011年10月28日に放送がスタートした「GRIMM/グリム」は、近年新番組の生き残りがますます厳しくヒット作が生まれにくくなっている米T V界において、放送開始から早々にフルシーズン(全22話)の放送が決定。2011年にスタートした米ネットワーク局の新番組の中では最も高い視聴率(※1)を挙げ、特に若い視聴者の間ではあっという間に人気ドラマの1つとなり、ファン・サイトも次々に誕生。本国アメリカで金曜夜に放送されている本作は、同曜日の全ドラマ中、18~49歳層にて、最も高い視聴率を獲得しており、「HAWAII FIVE-0」や「ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~」など他の人気ドラマを抑えて金曜ドラマでは視聴率トップに君臨(※2)。また、シーズンを重ねるごとにファンを獲得し、視聴率、視聴者数も年々増加傾向にあり絶好調!最近ではグリム シーズン3 DVDの放送終了を前に早くもシーズン4の放送継続が決定するなど、NBC の看板番組のひとつに成長し、多くの話題を集めている。
基本的には1話完結の犯罪捜査ドラマの体裁を取りながら、近年人気のダーク・ファンタジーの要素も色濃いユニークな作風が本作の魅力だ。タイトルにもある通り、ドラマには毎回グリム童話をはじめとする世界各地に伝わるさまざまな伝説や伝承物語がモチーフとして組み込まれている。第1話の「赤ずきん」から「ハーメルンの笛吹き男」、「ヘンゼルとグレーテル」からディズニー映画でもおなじみの「ラプンツェル」など、実に巧みに童話の中の登場人物や設定が姿形を変えて現代によみがえる。かつて日本でも流行した「本当は怖いグリム童話」などにもあるように、本来この手の伝承物語には暗く残酷な陰の要素が多く含まれており、本作ではその暗黒部分にフォーカスした文学的かつダーク・ファンタジーの要素が若者だけでなく大人の興味を大いにかき立てる。製作は、「バフィ~恋する十字架~」や「エンジェル」のデヴィッド・グリーンウォルト。ハリウッドで活躍する特殊メイクアップのアーティストが集結し、本作の大きな見どころの一つであるホラー的な世界観を見応えのあるものにしている。
また、エピソードが進むに連れて主人公ニックの生い立ちの秘密やグリムと魔物たちがたどってきた複雑な歴史などが明らかとなり、ミステリーの要素とニックをめぐる人間ドラマの要素が複雑に絡み合っていく。さらにグリム兄弟のルーツであるドイツをはじめフランス、日本…と予想外の広がりを見せる韓国ドラマDVD「GRIMM/グリム」は、物語性と視覚的な面白さのバランスの優れた出色のエンターテインメントだ。
シーズン2では、シーズン1の終盤に登場したニックの母親によってグリム一族の歴史が語られると共に、世界征服の野望を抱く“王家”の謀略が明らかになるなど、ニックを取り巻くグリムとヴェッセンの世界の奥行きはさらに広がり、そこに潜む謎も深まっていく。魔女型ヴェッセンのアダリンドに毒を盛られて昏睡状態におちいってしまったジュリエットは無事に目を覚ますことができるのか、ヴェッセンの素顔を見てしまったゆえ悪夢に悩まされるハンクはそのトラウマから立ち直れるのか、そして、18年前に殺されたはずの母はなぜ今になってニックの前に姿を現したのか・・・。一方、アダリンドをはじめ、様々なヴェッセンたちと密かにやり取りを続けてきたレナード警部にもある転機が訪れるなど、シーズン2は、ニックの周囲に居る人物たちの動向もドラマチックな展開を迎え、見逃せない必見のドラマになっている。DVD通販
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