ダイニングチェアーの座面の板が割れたようなので交換してほしいとのご依頼でした。
座面はタッカーの針が100本くらい打たれて留められていますので、それらを抜いて、再度打ち込み際に破ける可能性があります。
素材自体も経年劣化で傷んでますので、修理作業に耐えうる強度が無く破ける可能性があります。
これらをご承知いただけるのであれば交換作業を行いますと説明したうえでお受けしました。
中の板は画像のようにパーチクルボード、木のくずを固めた物です。
これでは強い力が加わったり、水分が浸みれば割れる、ふやけるのは当然です。
使用すること自体考えられませんが、割れたと言ってご相談いただく場合はほとんどパーチクルボードです。
マレーシア製でした。
日本のホームセンターさんが安くと言って作らせたものでしょうから仕方ありません、お値段以上等という事はなくお値段通りにしか作れません。
座面の板は通常積層合板です。
毛利元就の三本の矢の理論で、板を重ねて張ることにより、しなって折れにくくなります。
椅子は狭いので12mm厚程度で大丈夫です。
ソファーに使用する場合は18mm厚程度の物を使用しています。
今回は12mmの積層合板と変えていますので大丈夫と思います。
これからも大切にお使いください。
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