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ジャンプ コミックス『鬼滅の刃8 上弦の力・柱の力』

2020-12-31 00:22:20 | Book
著者 吾峠呼世晴(Koyoharu Gotouge )

次の段落以降には『第66話 黎明に散る』に関する感想と、とあるキャラクターの台詞に関する記述があります。現在公開中の映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編」の内容でもあります。漫画や映画をこれから楽しみたい方は、この記事を読むかどうかを考えてから読んでください。

私は「鬼滅の刃」のファンではないし、好きなキャラクターもいません。とても話題の作品なので、(どんな話なんだろう)と思って読みました。
この漫画を読んで、とても心に残ったセリフがあったので、この記事の一番下に引用します。
このセリフまでの流れがあり、この後のストーリーがあるからこそ、胸に響くセリフなんだと思います。

これは私の解釈ですが、このセリフは蹲ることを否定する言葉ではなく、「自分の感情の全てを認めて、その感情を内に持っているからこそ、前に進む強さを得る」ということではないでしょうか。蹲る時ほど、強く何かを感じているのではないでしょうか。無力感や悲しみの感情に巻き込まれずに、なぜ「無力感」や「悲しみ」を感じているのか・・・そうした自分の核を知ることが出来れば、蹲っているように見えても、人は成長していくのだと思います。つい、条件反射であらわれた最初の感情に巻き込まれやすいので、このセリフは耳に痛かったセリフでもあります(苦笑)。

炎柱の煉獄 杏寿郎の言葉(『鬼滅の刃』8巻、p.93より引用)
「君が足を止めて
 蹲っても
 時間の流れは
 止まってくれない

 共に寄り添って
 悲しんではくれない」



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