Eiichiro Blog

中年ベーシストの音楽談義と日々の日記。

音楽談義2。

2008-02-01 22:12:57 | Weblog
やっぱり外へ出ると、それなりに寒いですね…。病み上がりだから?

こんばんわ。Eiichiroです。

ここしばらく、音楽活動はやっていませんが…無性にバンドがやりたくなります。

インストでも歌モノでも何でもいいのです。

バンドを経験した事のある方ならお分かりでしょう。

ドラムのカウントから始まる…あの瞬間。

すべてはあの瞬間のために音楽をやっていると言っても過言ではありません。

ベースという楽器は一般的には目立たないというイメージがあります。

実際、目立たないのは本当です。(笑)

楽曲にもよりますが、ベースというものは「基本」となる楽器。

私的に解釈すれば、「音階を刻めるリズム楽器」なのです。

ベースはそのバンドを支配します。

なので、ベースは一番冷静でなくてはいけません。

ひとつの楽曲の中で、手数の少ない楽器といえばベースです。

手数が少ないという事は間が空く…言いかえれば…

間をいかにタイムキープするかという事になります。

分かりやすく言えば、「弾いていない時間を意識する」とでも言いましょうか。

ドラムは結構忙しいです。(笑)

両手両足を使いますからね。

ギターも忙しい。キーボードも…メロディを吹いているサックスも。

残されたベースがバンド(楽曲)を管理するのは当然の事と思えるのです。

そりゃあ中にはベースが一番忙しい曲も、もちろんありますよ!(笑)

打ち込み演奏の場合は、打ち込まれた音に合わせていれば、

テンポがずれることはありません。

でも、よく言われている様に、それは機械的な無機質な音になりがちです。

コンピューターと一緒に演奏するということは…

「バンドをコンピューターに支配されている」ということになり、

あんまり面白くないのです。

人間ですから、機械の正確さには到底及びません。

しかし、正確にすればするほど機械的になってしまう…

そこで、音楽的によく言う「ノリ」という言葉が登場します。

「ノリがある」「ノリがいい」なんて使いますね。

私もそもそも「ノリ」とは何ぞや?と、聞かれても答えに困ります。

「ノリ」は人によっても違うし、楽曲によっても違うのです。

同じ楽曲を同じアレンジで違うバンドが演奏したのを続けて聞いてみると、

よくわかるかもしれません。

バンドマンがコンピューターと一緒に演奏するのを嫌うのは…

人間が持つ、その時その時の適度なズレがないからなのでしょう。

人間の演奏する曖昧なタイム感が…

すなわち「ノリ」ではないかと考えます。

カッコイイ言葉で言えば「グルーブ」です。(笑)

いずれにせよ、演奏しているバンドマンも、曲を聴いてくれているお客さんも、

気持ち良くその瞬間を共有できれば…

それでいいのです。
コメント (6)
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