心の余裕。

本格的にライブ活動をやり始めてもう３年…。

いや…まだ３年ですね。

音楽歴こそは長いものの…

こうして人前で演奏する事の楽しさを知った今…

だからこそ私の音楽に対する意識は以前よりも高くなっています。

もちろん満足いくライブが出来た事なんて一回もありません。

毎回毎回反省しています。

１ステージ約３０分…。

この短い時間にどれだけの事がやれるか？

最初は『楽しい！楽しい！』ばっかりだったのですが…

真剣に音楽に取り組んでいらっしゃる共演者さん…スタッフの皆さん…イベンターさん…

そういった人達を見ていると…

こちらも遠足やパーティ的なノリでステージに上がっては申し訳ない…。

しかし…音楽は楽しむもの。

楽しむためには必要最低限の演奏技術と心の余裕が必要。

それを得るために皆さん練習に励んでいる事だと思います。

心の余裕がないとステージも楽しくないし…

余裕ばかりだと気の抜けたステージになってしまいます。

ステージを見て下さっているお客さんは…

それを見抜く事ができます。

自分たちも他の人のライブを見ていてそう思うのと同じです。

いかに高度な演奏技術を披露しても…つまらないステージもあり…

いかに演奏があまり上手じゃなくても…何かが伝わってくるステージもあります。

いいステージに共通している事…

それは…

与えられた時間にどれだけ集中して自分たちのパワーを客席に放出できるか…

音楽を心から楽しんでいる姿を見せられるか…

礼儀正しいか…

挙げればキリがありませんが…

心の余裕とは…

スキマではなく…

これらを考える事のできるスペースだと…

私は思います。