Eiichiro Blog

中年ベーシストの音楽談義と日々の日記。

学ぶ。

2017-12-13 17:00:21 | Weblog
私は人からものを習うのが嫌いだ。

特に音楽。

今までずっと独学でやってきた。

ギターもベースもキーボードも。

教則本やビデオ…

プロのライブ動画を見たりして勉強してきた。

技術を身につけるには人から習うのが一番の近道。

その意見に反論はない。

しかしあえて言わせてもらうならば…

昔ならばともかく…

ネットに情報が氾濫している昨今…

高価な本やDVDを買わずとも…

はたまた人から習わなくても…

知識を得る方法は無償で手に入る。

その点では今は良い時代だが…

肝心なものが失われてしまったような気がする。

『何がなんでもこの技術を身につけたい。』

という揺るがない意志である。

ライブをやっていると…

人の演奏を聴かずにスマホなんかいじっている輩を多く見かけた。

よく言われる事たが…

『聴いてもらえないのは技術がないからだ。』

果たしてそれだけであろうか?

ライブ演奏を間近で見るというこれ以上ないお手本が目の前にあるのに…

自分たちだけ楽しめばいい。

という考えがあまりにも横行している気がしてならない。

『人の話を聞く。』

『人の演奏を聴く。』

これはイコールだと思う。

きっとその輩たちからすれば…

『つまらない校長先生の話。』

『つまらない先生の授業。』

みたいな感じなのだろう。

よく考えてみて?

成績の良い生徒は…

どんな先生だろうが…

いい点数取ってますよね?

その授業で不十分ならば…

足りない知識を埋めるために…

塾に行ったり自分で勉強してる。

そこには『一番になりたい。』とか…

『あの大学に受かりたい。』という…

強い意志があるのでしょう。

音楽も然り。

『上手くなりたい。』

『上へ行きたい。』

そんな強い意志を持った人をあまり見かけなくなりました。

『楽しければいい。』

完全に趣味でやってる人はそれでいいと思います。

音楽って…

『楽』って書きますが…

それでもひとつの立派な『学問』だと考えます。

思い出してみて?

『F』のコードで苦労してやっと音が出た日。

好きな曲をコピーしていて難しいフレーズがなかなか弾けなくて一生懸命に練習した日。

曲作りに煮詰まって作業が思うように進まなかった日。

今回は…

あくまでも私個人の意見を書かせていただきました。

拙い文章を最後まで読んでいただいてありがとうございました。

Eiichiro










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