介護職の副業には、メリットもデメリットもあります。介護職が副業をする上で考えられる、デメリットについてみていきます。
最も大きなデメリットは、心身への負担増です。介護の仕事は人と接する仕事であり、なおかつ体力も使います。精神面・肉体面の両方に負担がかかりますから、しっかりと休養をとることが大切です。しかし、副業をすると、本来なら休んでいるはずの時間を削って、働くことになります。過剰労働になりやすいので、十分に注意しましょう。
副業もお金を得ている限り、本業と同様に責任が生じます。「今日は本業で疲れたので休みます」などの甘えは許されません。本業でつらいことがあっても、休めないことも頭にいれておきましょう。
また、副業の仕事内容が自分に合わない職場や、人間関係が悪い職場もあります。この場合は、精神的なストレスも大きくなります。本業と副業のダブルのストレスで、メンタルヘルスが悪化するリスクもあるのです。
もう一つ、トラブルに発展しやすいデメリットが、就業規則違反です。副業を禁止している介護事業所も多いですから、会社の規則を確認しておくことが大切です。禁止されているのに黙って副業をしていた場合、バレたときに何らかの罰則をうけると覚悟しておきましょう。最悪の場合は、解雇処分という事例もあります。
また、副業が許可されている場合でも、本業に支障を来すと問題になります。副業の疲れで遅刻を繰り返すなど、本業をおろそかにすることは許されません。本業に支障を来さないためにも、体調管理は重要です。